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金持ち流、自家用車でのリスク回避方法とは

夏休みに入り、クルマで旅行という家庭も多いと思います。するとどうしても交通事故が増えます。自分の行動は自分でコントロールできても、他人の行動はコントロールできません。そんな、コントロールできないリスクに備えるため、私は「損害保険」は必須だと考えています。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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他人の行動はリスクコントロールができない

車のリスクを回避するためには

車のリスクを回避するためには

夏休みに入り、クルマで旅行という家庭も多いと思います。するとどうしても交通事故が増えます。自分の行動は自分でコントロールできますが、他人の行動はコントロールできません。そのため、たとえば自分は安全にクルマを運転していても、後ろから追突される、ということもあります。

昨今は異常気象が多いですから、地震に限らず、ゲリラ豪雨による浸水や土砂崩れ、竜巻なども頻繁に起こっています。私がフィリピンに3カ月間滞在したのは、100年に1度と言われる史上最大級の台風「ハイエン」が上陸したあとでしたが、レイテ島周辺ではほとんどの家が流されたようです。

そのため、命と健康を守ることが最優先とはいえ、財産が滅失するリスクも避ける手を打っておく必要があると感じました。そんな、コントロールできないリスクに備えるため、私は火災保険や自動車保険などの「損害保険」だけは必須だと考えています。

たとえばクルマでの追突・接触事故で、相手の過失なのにイチャモンをつけて示談に応じようとしない人、あるいは無保険の人がいます。そういう場合に泣き寝入りをする、あるいは譲歩せざるを得ないというのは、非常に不利な生き方だと感じます。

私も以前、高齢者ドライバーに横から接触され、相手にゴネられたことがあります。相手側の保険会社もいかに保険金を払わないかが腕の見せどころであり、過失割合は5対5だと抗戦してきました。頭にきたので交通事故紛争処理センターに持ち込み、徹底的に争って8対2で保険金をもぎ取りました。が、やはり面倒は面倒です。

それ以来、私はクルマを買ったら必ず「弁護士特約」を付けて保険に入るようにしています。また、前後にドライブレコーダーも設置します。こうしておけば、とりあえず自分さえ安全運転を心がけておけば、ある程度のリスクは回避できるだろう、という考えからです。

それに加え、自家用車の運転は家族でレジャーに行くときなどに限定し、移動はなるべく公共交通機関かタクシーを利用するようにしています。最寄りまでは新幹線や飛行機で行き、現地でレンタカーを借りる、という方法です。

運転のカンが鈍るとか、サンデードライバーのほうが危険だというご指摘もその通りですが、乗る頻度が多ければそれだけ事故に遭遇する頻度も増えるだろうと思うからです。

また、首都圏では駐車場を探すのも面倒ですし(最近はカーナビやスマフォのアプリが案内してくれますが)、私は酒飲みですから、飲んだらクルマが逆に邪魔になる、という理由もあります。もっとも、こういう選択ができるのも都市部に限る話で、郊外や地方に住めばそうは言っていられなくなります。移住予定のマレーシアも、クルマがなければ生活できません。

まあ、それはそのときの状況次第ということで、今はこの移動の仕方がより低リスクだろうという判断です。

……本コラムを書いているとき、私が29歳から32歳までの頃、スバルのインプレッサSTiというスポーツカーを改造し、350馬力仕様にして人には言えないスピードで首都高をかっ飛ばしていたことを思い出しました。われながら「あの頃は子どもだったなあ」としみじみ思います(苦笑)。
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