借金の返済・債務整理/知っておきたい、お金を返す最新事情

ボーナス「貯金」で自己防衛~低収入・借りれない時代(2ページ目)

今年の夏のボーナス事情は昨年よりも改善の傾向のようですね。ただ、改善傾向といっても油断は禁物。使い方によっては家計の良好度、将来設計などのバランスを崩す原因になるかも!ボーナスから見る家計の良好度と、良好に改善する方法など、お伝えします。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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ボーナスで見る簡単!家計診断

使い方により、家計の良好度がわかります。借金やキャッシング、クレジットカードの分割払いは早くなくしたほうが健康的な家計になりますよ。

使い方により、家計の良好度がわかります。借金やキャッシング、クレジットカードの分割払いは早くなくしたほうが健康的な家計になりますよ。

ボーナスは臨時的な収入ですが、毎月の家計簿を見なくても家計の状況を知るバロメーターになってくれます。
ボーナスの「使い方」「減り方」でみる家計診断をしてみましょう。
「使い方」は、家庭の将来設計、今後のプランの計画性がわかります。
「減り方」は、家計の良好度、体力がわかります。

この2つを掛け合わせて見ていきます。
まず、「減り方」を見てみてみましょう。ボーナスが出てもすぐになくなってしまうのは、体力がない、つまりゆとりのない家計です。体力があるとボーナスはゆっくり減り、体力がない・パンク(破たん)しているなどの場合は早く減ります。

「使い方」は今後の生き方や夢などのビジョンをどのように持っているかということが見える部分です。自分への投資的意味合いが多い使い方ができると、今後の生活や自分の夢の実現の方向性を助けることになり、“将来設計度(ライフプラン)”への心意気が感じられます。
もちろん、日ごろ頑張った自分や家族へのご褒美に少し贅沢して旅行や食事、スキルアップや資格取得のための自己投資、心と体を癒すためなどの使い方もいいですね。いずれにしても、5年後にマイホームを持ちたい! 近々結婚したい! 2年後に子供が進学、といった目標や目的があると、使い方に変化が表れているはずなのです。

良好な家計に変えるために

ボーナスがすぐなくなる家計の中で、「返済のためになくなる」という家庭は危険信号。いつまでも借入を残し、金利を払っていくよりは、ボーナスで早めに返済し、安定した家計を手に入れてほしいですね。
これから貸金業法も完全に改正され、より借りにくい時代に突入します。生活に影響する返済を残しておくよりは、早く返してしまうほうが得策。もし返済のために生活自体が困窮化し、人間らしい暮らしを送れないもしくは返済がきちんとできない、という状況であれば、最近はCMなどでも法律家が「債務整理は怖くない」と宣伝していますから、それを利用してみるのも手段の一つですね。
目的はあくまで家計の再生。今の時代、できるだけ現金を残しておくのが得策なのです。

そのためにも、著書「年収200万円からの貯金生活宣言」の家計管理と同じく、ボーナスの使い方も「消費」「浪費」「投資」に分類し、浪費が多くなっていないか意識してみましょう。自己防衛が大事な時代に立ち向かうために、自分で自分の守り方を見つけましょう。
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