グラフはいつもと同じく縦軸が記事を書いている時点で最新の7月24日~30日の視聴率、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率はなにも見ていない段階での期待値だから、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけおもしろかったか、またはつまらなかったかを示すはずです。(ただし『リスクの神様』は休止のため前週の視聴率、『民王』は一週のみ放送のため暫定)
視聴率グラフ
日本テレビワンツー
トップは『花咲舞が黙ってない』の独走。続編はいろいろと変えて、前作の味を壊すこともありがちですが、これは見事なまでに前シリーズと同じ。ただ二回目だとちょっと物足りなさも感じるのも事実。変えた要素といえば、成宮寛貴演じる舞の恋人候補?と敵役・真藤常務のライバル、堂島専務(石橋凌)の二人がセミレギュラーとして加入。ここからさらにいい方向へ変わっていくことに期待します。
二位の『デスノート』は初回だけの視聴率ではトップ。しかし原作との違いが賛否両論です。
原作コミックは読んだことない、映画版を見たぐらいの立場からいわせてもらうと、夜神月が普通の大学生などの設定変更はまったく気になりません。デスノートをうまく使えば完全犯罪の殺人ができるのでどこかでミスをさせる必要がある、そのための凡人設定をうまく使っています。窪田正孝は凡人なりに考えてレベルが上がっていくところを好演。むしろ天才のエル役の山崎賢人とニア役の優希美青の方が天才に見えるか?というところがちょっと疑問。
大人向け
『ど根性ガエル』も初回は好調で、序盤では日本テレビドラマがワンツースリー体制を築いていました。しかし『ど根性ガエル』はやや後退。土曜21時台の視聴者層の中心、ティーン層を逃したのでしょうか。しかしピョン吉CGと人間の芝居が違和感なくつながっていて、原作リアルタイム世代のガイドは大満足。ゴリライモ(新井浩文)が現実的にいい大人に成長したけど、いつまでもマンガの中のキャラのままのひろし(松山ケンイチ)には勝てない、と物語の力を描きつつ、一方で平面ガエルの寿命を匂わせて「物語は永遠には続かない」というのが大きなテーマでしょうか。一つだけ難点をあげさせてもらうと白羽ゆりのけい子先生、ちょっと色っぽすぎない?
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