自由研究テーマは、興味関心や疑問を持っていることを
親は普段から「我が子は何に興味関心を持ち、どのようなことに疑問を抱いているか」など把握しておきましょう
■親は事前に、普段の子供の様子を観察
「○○ちゃんは、何に興味がある?」と問いかけてみても、「う~ん……」と考え込み、直ぐに興味関心がある事柄を言える子供は少ないのではないでしょうか。
親は普段から、子供に質問されたことや、子供が興味深く見ているものや繰り返ししている行動などを少し注意して記憶するかメモをしておきましょう。そうすることによって、より具体的に引き出し方の言葉掛けができます。
■興味関心に気づかせる声掛けの具体例
例えば「○○ちゃん、夜空をズッと眺めていたね。そのとき、星の名前やどうしていろんな色の星があるのかな、ってお父さんに尋ねていたでしょう、それについてもっと詳しく知りたいね」
「河原に行ったとき、綺麗な色や、変わった形の石をいっぱい拾っていたよね。もっといろんな石を集めてみれば面白いかもね」などと言葉をかけると、子どもはグッと自由研究への取り組みが積極的になります。
動機はできるだけポイントを絞る
次に何故、その研究をしようと思ったか、その動機や理由を考えます。その時、漠然とした理由ではなく、できるだけポイントを絞る言葉を入れた方が、内容が伝わりやすい研究に繋がります。
■ポイントを絞った動機の具体例
「星に興味があった」より、「夏の夜空を眺めていると、赤色や青色に瞬く星を見つけ、その違いを知りたいと感じた」
「いろいろな石を集めたいと思った」より、「夏の○○河川敷に、色や形、大きさ、質が異なるさまざまな種類の石があり、収集すると面白いと思った」とする方が、研究の的が絞れ、内容が深まります。
それらを引き出すには、親が「いつ」「どこで」「なぜ」などの質問をすると良いでしょう。
>>> 次に内容、結果、感想、そして親の役割について説明します