30代での家づくりは子育てのための間取りを考える時期
30代は子育てのための巣作りをする時期。庭で子供たちと遊んだ記憶も。
例えば、キッチンは子供たちの様子を見やすいよう対面スタイルに、2階の日当たりのいい部屋は子供部屋にして、庭は走りまわれるよう広々とした芝生にするといったような、子供たちを健やかに育むための間取りを選んだ人が多いことでしょう。
そしてそこから時が経ち、50代を過ぎる頃になると、生活スタイルは大きく変化しています。小さかった子供たちは大人に、自分たち大人はもっと大人になりました。
50代は子育て卒業後、自分たちの間取りを考える時期
リフォームした人の年齢は、全体の約8割を50代以上が占めている。
子供たちが独立して、自分たちに掛けるお金や時間の余裕ができた人もいることでしょう。そろそろ老後について具体的に考え始める時期でもあります。
実はリフォーム人口の約8割を50代が占めているというデータ(※)があります。30代で家を建てたなら、この時期にちょうど築20年程度になりますので、築年数的にも、また年齢的にもリフォームに最適なタイミングというわけです。(※住宅リフォーム推進協議会調べ)
ではどんなところに注意してリフォームの計画を立てればいいのか?この年代ならではの間取りや建材選びを考えてみましょう。
50代のリフォームは子育てから自分たち大人のための間取りへ
50代のリフォームで自分たち大人が未来を暮らす間取りを考える。
30代は子育ての家、50代からのリフォームは、自分たち大人のための家へと進化させる時です。
古くなったから直す、年をとったからただバリアフリーにするという発想でのぞむのではなく、コレカラの暮らしをより便利に快適に、そして楽しむためにはどんな家にすればいいのか?そう考えてリフォームの計画を進めることで、選ぶ材料も間取りも変わってきます。50代からのリフォームは、この先の人生をより豊かにするための、未来のための「人生二度目の家づくり」なのです。
例えば、広々とした芝生から手入れが楽なウッドデッキへリフォーム
ウッドデッキ取り付けは庭の手入れが楽になるので大人世代に人気のリフォーム。
ウッドデッキは以前は若い世代が庭で楽しむためのものというイメージがありましたが、今は庭の手入れが楽になり、屋内からの段差が軽減できて高齢者が戸外に出やすくなるため、シニア層に人気が出ています。
ただし、夏の暑さ対策のために日よけを取り付けることも欠かせません。暑さ寒さをやわらげるための工夫も、コレカラの暮らしのためには考えておく必要があります。
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