カーネーションを生花からプリザーブドフラワー加工しましょう。
赤いカーネーション
母の日に大好きなお母さんへ、感謝を込めて送るカーネーション。 このカーネーション、実は自分で簡単にプリザーブドフラワー加工が出来るお花です。しかも失敗なく、誰でも生花からプリザーブドフラワーに作る事が出来ます。
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カーネーションの水揚げ(しっかりと水分を吸水させましょう)
カーネーションは丈夫なお花なので見た目はしっかり咲いているように見えても、お花の中の水分が減っている事があります。プリザーブドフラワー加工する際は、事前に1時間くらい花瓶やコップにお水を入れて水を吸水させて下さい。もし、明らかに元気が無い状態のときは、茎を水の中に浸けて水の中で切り口を切り直して下さい。
この作業は「水切り」と言います。切り口の状態が悪いと、お花は充分に水分を吸い上げる事が出来ません。
水の中で茎を切るのは茎に空気が入らないようにする為。切り口から空気が入ると茎の導管内で気泡となり、水の移動が止まってしまう事があります。
「水揚げ」をしっかりとした元気なカーネーションでプリザーブドフラワー加工をしましょう。
カーネーション脱水の準備
カーネーションの花首を茎を1.5センチくらい残して切ります。こんな風に花びらの下のふっくら膨らんだ額の下の茎の部分1.5センチのところを切ります。
なお今回は茎の部分はプリザーブドフラワー加工はしません。
カーネーションの脱水の手順
1.脱水液の準備今回は5輪のカーネーションを脱水しますので少し大きめの容器を用意します。もちろん、ふたの出来る容器を用意して下さい。
2.切り取った花首を順番に入れる
カーネーションの花びらは丈夫なのであまり気を使わずにどんどん入れて下さい。また、お花の向きや上下は気にせずに入れて下さい。
3.蓋をして数日間置く
蓋の上に花を入れた日や時間、お花の名前や数などを記録したテープを貼っておくと後から花を取り出すときの目安や再利用する時に便利です。このまま。最低2日間は置いて置きましょう。
【ここがポイント!】カーネーションは脱水液、保存液には1週間以上浸けこむ方が綺麗に仕上がります(もっと長くても大丈夫です)。
5.花の色が抜ける
カーネーションを脱水液に入れるとすぐにお花の色が抜け出します。緑色のガクの部分は少し時間が掛かり、8時間から12時間以上掛かる事もあります。
6.脱水完了
ガクの緑の色もしっかり抜けています。
カーネーションの着色
1.保存液(着色液)を準備今回は母の日のカーネーション、もちろん真っ赤に仕上げます。「レッド」の保存液(着色液)を準備しましょう。保存液に移し変えるのは一輪づつ、順番に仕上げて移し変えるのでカーネーションが一輪入る大きさのふたのついている容器を用意します。
2.脱水液をしっかりと落とす
周りに飛び散らないように気をつけて 脱す液を軽く振り落とします。
3.準備した保存液(着色液)に入れる
4.数日間浸け置き
カーネーションを入れたらふたを閉めましょう。このまま3日以上浸けて置いて下さい。
カーネーションの洗浄
生花からカーネーションのプリザーブドフラワーを作る最後の仕上げです。1.カーネーションを保存液か引き上げて下さい。お花全体にしっかりと赤い色が着色されていたら大丈夫です。
2.洗浄液を用意します。洗浄液は最初のカーネーションを脱水した時の液を容器に取り分けて準備します。
3.準備した洗浄液に保存液(着色液)から取り出したカーネーションをそっと浸けます。赤い色が洗浄液に出てきて洗浄液も赤くなり、ちょっと心配になりますが、がまん、がまん。そのまま、30秒から1分くらい浸けて置きます。
4.洗浄液からそっと取り出し、余分な液を振り落とします。少し色が薄くなったように感じますが、乾くと色が戻り、濃くなります。
カーネーションの乾燥
風通しの良いところで乾燥させて仕上がりです。直射日光にはあてない下さい。2~3日で乾燥します。仕上がったカーネーションで制作をした母の日のアレンジメントです。お母さんに感謝を込めて「THANKUS MAMA」のピックを添えて、「Mather's day」のシールをラッピングしました。
母の日カーネーションアレンジ大