富山の観光・旅行/富山のグルメ

富山駅の「元祖の味」もうまい!富山ブラックラーメン

B級グルメファンの中には、富山と言えば「富山ブラック」を思い浮かべる人も少なくないと思います。昭和22年に富山市の西町で生まれた富山ブラックは、現在では全国区の知名度を誇るラーメンになりました。今回は、この富山ブラックラーメンの魅力を紹介します。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

労働者の“おかず”として生まれたラーメン

解説画像

スープの色が特徴の富山ブラック

そもそも富山ブラックとは、昭和22年に『西町大喜(たいき)』というラーメン屋が生み出した色の黒い、しょうゆラーメンです。

富山大空襲で富山市の市街地の99.5%が焼け野原になった戦後間もないころ、復興のために働く肉体労働者が持参するおにぎりやどか弁の“おかず”になるようにと、味の濃いチャーシューとスープが特徴のしょうゆラーメンが生まれました。

真っ黒に近いスープと、けた違いに塩辛い味が話題を呼び、戦後70年が経過する中で『西町大喜』のラーメンは、「富山ブラック」の名前で全国的に知られるようになりました。

今では元祖である『西町大喜』の他にも、複数の有名ラーメン屋が富山ブラックを提供し、同ブランドの全国的な知名度向上に貢献しています。例えば富山駅北口から少し歩いた場所にある『喜八』は、『大喜』創業者の直弟子が開いているラーメン屋で、初代の味を忠実に守っているお店として有名です。

富山駅前のCiCビル地下などに入っている『麺屋いろは』は、後発のラーメン屋ながらラーメンのイベント「東京ラーメンショー」でV5を達成するなど、県外に積極的に飛び出して大活躍しているラーメン店です。富山ブラックの特徴である塩辛さを適度に抑えて、一般の人にも食べやすくしたラーメンを提供してくれています。

県内各地には他にも富山ブラックを名乗るラーメン屋がありますので、旅行の先々で見掛けたら立ち寄ってみるといいかもしれません。

○西町大喜(本店)
住所:富山市太田口通り1-1-7
電話:076-423-3001076-423-3001
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:富山駅→富山地方鉄道の市内電車(セントラム)に乗り換え→「グランドプラザ前」下車→徒歩1分
公式ホームページ

○喜八
住所:富山市奥田寿町6-3-125
電話:076-443-1888076-443-1888
営業時間:昼11:00~15:00、夜17:30~21:00
定休日:月曜
アクセス:富山駅→富山ライトレール(ポートラム)に乗り換え→「奥田中学校前」下車→徒歩5分

○麺屋いろは(CiC店)
住所:富山市新富町1-2-3 CiCのB1F
電話:076-444-7211076-444-7211
営業時間:11:00~24:00(※曜日によって違いあり) 
定休日:年中無休
アクセス:富山駅より徒歩5分
公式ホームページ

次のページでは、旅の空き時間にちょっと立ち寄れる富山駅構内の店舗をご紹介します。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます