スマホのCPUはクアッドコアが標準ですがクアッドって?
Androidスマホを購入するとき「クアッドコア」という表示を目にします。これは簡単にいえばCPU内の同時処理する機能が4つある、ということです。少し前までは「デュアルコア」、つまり2つ同時に処理できるというのが最新機種のトレンドでしたが、今では4本同時処理できるということで、スマホがサクサク動く高速化が期待できるようになりました。ところで、あなたのお金についても4本のラインを同時に走らせることができれば、もっと効率的に稼ぎ、増やすことができるかもしれません。
今回のマネーハックでは発想の逆転法として、「クアッドコア資産形成術」を提案してみます。
共働き×ダブル運用体制で「クアッドコア資産形成」をしてみよう
4つの稼ぎを家庭で確保しよう、というのはどういうことでしょうか。簡単にいえば「夫婦共働きで稼ぎの元を2つ」
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「夫婦どちらも運用して稼ぎの元を2つ」
の合計、つまり2×2で4つの稼ぎを作ろう、ということです。
仕事が稼ぎである、というのは誰でもイメージできると思いますが、運用が稼ぎである、ということを不思議に思う人もいるかもしれません。
実は「仕事で稼ぐ」だけではこれからのお金はうまく増えていきません。「運用でも稼ぐ」というバトンタッチが大切で、しかも運用もふたりとも手がける意識が必要です。
「2×2」が必要になってきているのです。
共働きは今やデフォルト設定になったと考える
共働きをダブルインカムといいますが、まさに「稼ぎ」のエンジンを2つ持つことが、若い夫婦の基本設定になっている時代だと思います。「仕事の稼ぎ」を夫婦のどちらかだけに依存しないことは、どちらかが体調を崩したときなどのリスクヘッジにもなります。会社の業績が悪化して年収減になったりいきなり失職したときにも、共働きかそうでないかで対応力は大きく変わってきます。
また、夫婦共働きの最大のメリットは、合計年収で大きく所得を増やすことができる点です。夫婦の合計年収が600万円を超えてくると、子育てや住宅ローン設定に余裕が出てきますが、これをひとりで稼ぐのは今の時代に困難です。
しかし共働きにすると、合計600万円をクリアすることはかなり現実的になります。「会社員500万円+パート100万円」という手もありますし、「会社員450万円+派遣社員300万円」のようなパターンでは合計750万円、「会社員400万円×2」なら合計で800万円になり、ひとりあたりの年収が高くないとしても、子育ても住宅購入も現実的にやりくりできるようになってきます。
とはいえ、共稼ぎ、共働きが、もはや基本ということについては(働きたくない、という本音こそあれ)、あまり異論がないと思います。問題はむしろ「2×2」の後半部分です。