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想像以上に枕は汚い?!質の高い眠りのための寝具ケア(3ページ目)

「最低限やっておきたい、寝汗にまみれた夏の寝具ケア方法」から一歩踏み込んだ、「できるだけやっておきたい、気持ちよく眠るための寝具ケア方法」をご説明します。現実的な範囲で効果的に寝具環境を快適化して行きましょう。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド


干せない日が続くストレスには、布団乾燥機がうってつけ

部屋干し

洗濯物の部屋干しを寝室で行うのは御法度です(湿気を布団が吸ってしまいます)、要注意!

梅雨や台風、秋雨や曇天、雪など、布団を干したくても干せない天候が続いてしまうことがあります。また、共働きなどのライフスタイルによって、長期にわたって干しようのない状況も多々あります。

また畳んだり(押し入れなどに)上げたりすることで、湿り具合を実感しやすい布団と異なり、ベッドで寝ている場合、イマイチ「湿っている自覚」自体なかったりします。

こういったシチュエーションにぴったりの家電が「布団乾燥機」です。布団乾燥機は大型のドライヤーのようなしくみで布団内に温風を送り、内部温度をダニの死滅する50度以上にまで上げた状態で1~2時間ほどタイマー運転してくれます。何十年も前からある家電なので、すでに愛用しているという方も多いと思います。

ただ「布団乾燥機」の従来品は、温風で膨らむマット(布袋)を布団間に挟んだり敷き込むなどのちょっとした手間を必要とし、家にあっても余り使わない(いささか面倒くさい)ケースも多かったのでは? と推察します。

しかしこのマットを必要としないタイプの布団乾燥機が、昨年(2014年)あたりから登場し、その使い勝手の良さが利用者の間で話題になっています。本体サイズも小さくなっており、邪魔になりません。


布団乾燥機を使うときの注意点

とはいえ、布団乾燥機で布団を乾燥させる際、マットがあってもなくても「布団内部を一度、温風で高温にする」というのは同じです。そのため高温の温風の後に送風し、熱を逃がす「夏モード」などを選択しても、暑い夏場に布団乾燥機をかけることは、いささか躊躇されがちなのではないかと思います。

また布団内の湿気は逃がしたものの、部屋の中に移った湿気をどう処理するか? といった問題もあり、「布団乾燥機」を稼働している最中の室内換気ないしはエアコン稼働、除湿機の稼働など布団乾燥機を使うことで就寝環境が悪化しないよう併せて考慮する必要があります。

アレルギーを起こすダニ駆除目的で布団乾燥機を使用するような場合にも、それだけでは対策として不十分です(布団の天日干しも同様)ので注意が必要です。布団乾燥後、しかるべき掃除機などでダニの死骸やハウスダストを吸引、除去するところまで、併せて行う必要があります。

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