少額投資
株式投資では、単位株制度というものがあります。以前は1株単位の銘柄などもありましたが、現在では100株単位か、1,000株単位に統一されています。証券会社によっては、単位未満株でも投資可能な場合もありますが、手数料が割高で、指値注文が出来ないなど、単位株投資の対して劣っている点も多いです。2015年7月17日(金)終値ベースで、単位株で1万円以下で購入可能な銘柄は30銘柄あります。1万円以下で買えるということは、株価が低位になっているということです。赤字が続いていたり、会社の存続が危うい会社も入っている可能性があります。
今回は、その様な銘柄を外す手段として、配当に着目しました。経営悪化していて、会社の存続が危うい企業は、まず資金の社外流出を止めるために、配当を取りやめ無配にするからです。配当が出来るということは、企業側に配当が可能であるという自信がある証拠です。今回は、1万円以下で買える30銘柄の中から、今期配当を行う予定の3銘柄を配当利回りの高い順にご紹介いたしましょう。
システムソフト<7527>(東証ジャスダック)
システムソフト<7527>はアパマンショップグループ傘下のシステム会社です。システム開発から始まり、現在はWebマーケティングに注力しています。不動産情報サイトを運営しています。■株式データ
株価 99円
売買単位 100株
予想PER(連)21.52倍
PBR(連) 1.01倍
予想配当利回り 2.02%
時価総額 約67億円
ヤマシナ <5955>(東証2部)
京都市山科区に本社がある十字穴ネジが主力の金属製品製造会社。自動車向けが中心です。保有不動産を生かして賃貸マンションなどの不動産収入が安定収益となっています。■株式データ
株価 72円
売買単位 100株
予想PER(連)28.8倍
PBR(連) 1.08倍
予想配当利回り 1.39%
時価総額 約103億円
エー・ディー・ワークス<3250>(東証2部)
エー・ディー・ワークス<3250>は東京都千代田区内幸町に本社がある不動産会社。染色業から始まった会社ですが、工場跡地の一部を宅地分譲したのがきっかけとなり、染色業を撤退して不動産会社になっています。自己資金で中古マンション・ビルなどを買い取り、収益用不動産として富裕層向けに販売しています。最高純利益を連続更新するなど、足元の業績は好調なようです。■株式データ
株価 45円
売買単位 100株
予想PER(連)28.13倍
PBR(連) 1.75倍
予想配当利回り 0.78%
時価総額 約101億円
*株式データは、2015年7月17日終値基準。予想配当は、東洋経済新報社予想。
*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社や証券会社のアナリストとしての意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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