写真撮影/風景・夜景を撮る

簡単にできる「打ち上げ花火の見分け方」(2ページ目)

打ち上げ花火の種類の違いってわかりますか?花火の種類を少し覚えておくと撮影に便利なばかりではなく鑑賞の楽しみも増します。また花火見学に行ったときにちょっとしたウンチク話しをするのにも役立つかも。花火の種類の見分け方を簡単に解説します。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

「柳」の枝垂れ感が最高

花火見分け方

柳の枝が広がるように打ちあがる「柳」。枝垂れてくるところが見所。


「柳」は、柳の枝のように花火に広がります。空に広がってからそれぞれの枝から枝垂れている様がきれいです。

撮影するときはこの最高潮に広がったところまでを撮りたいです。

「千輪」は華やかで綺麗な花火

花火見分け方

「千輪」は小さな花火がたくさん広がるのが特徴。華やかさを感じる花火。


「千輪」は小さな花火がたくさん開くものです。細やかな花火が開いた様子はとても華やかです。どこか大空に線香花火を見ているようにも見えませんか?

ひとつの花火大会で打ちあがる「千輪」の数はあまり多くないので見落とさないようにもしたい花火です。

「型物」は花火大会の人気者

花火見分け方

スマイルマークの形で打ちあがった「型物」。開き方によって見える形が異なる花火。


「型物」は、さまざまな形やキャラクターを作る花火です。スマイルマークやハートの形、動物などや花火大会の会場に合わせたキャラクターマークなどが打ちあがることがあります。

きれいな形で見えると会場からは歓声が上がる人気のある種類の花火です。見ている場所からきれいな形で花火が開かないと形として見ることができないので運も必要な花火です。

フィナーレによく使われる「錦冠」

花火見分け方

花火大会のフィナーレによく使われる「錦冠」。空広く枝垂れるゴージャスな種類。


花火大会のフィナーレに使われることが多いのが、「錦冠(にしきかむろ)」です。

長い時間枝垂れ、金色の光で空を埋めている様子は、まさに花火大会の締めくくりに適しています。明るい花火なので、撮影す撮るときは、F値を絞るかシャッター速度を速めにするなどの対応が必要です。


 

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