エンタメ化、イベント化する流れにも、本質を見失わないで

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「楽しいオープンキャンパス」の時間はあっという間に過ぎる。保護者目線で厳しくチェックしたい。

大学にとってオープンキャンパスは、自分たちの魅力を幅広くアピールできる絶好の機会。各校ともエンターテイメント性を高め、受験生にも保護者にも楽しめるよう工夫を凝らしています。

多くの大学では、在校生のスタッフが教職員らとともにオープンキャンパスの企画・運営に参加しています。また学生ならではのユニークな企画やアイデアを持ち寄り、受験生にとって身近な先輩の目線で作り上げるのがトレンドになっています。最近では、オープンキャンパスを大学のお祭りである「学園祭」と同時開催して、受験生と在学生の交流や、地域の住民も交えたイベントの場として活用する大学も現れています。

ただし、やはりオープンキャンパスの本質は「学びの場」として子供が4年間通って成長できる環境かどうかを確かめることにあります。内容的にも、たとえば学問の世界を一般の人向けにわかりやすく紹介する「研究室ツアー」を催したり、芸術系や工学系などでは、実際に物づくりを体験できる「ワークショップ」を開いたりするなど、「大学の施設を受験生に開放し、教育方針やカリキュラムをわかりやすく紹介する」という本来の目的から発展した、参加型の企画も多くあります。

気になるデータを下調べし、スタッフにぶつけてみる

オープンキャンパスの日程は、大学の講義のない土曜・日曜に設定されることが多いですが、最近は忙しい受験生や保護者たちにも配慮して、平日の夜に開催されるケースもあります。土曜・日曜は仕事で参加が難しいという場合は、気になる大学の開催スケジュールをチェックしてみましょう。

スケジュールを工夫して、なるべく複数の大学を訪問することをおすすめします。その際に、カリキュラムや学生生活、就職など、気になるポイントをまとめておき、それぞれの大学スタッフに同じ質問をして比べてみると違いがよくわかるはずです。

特に授業料や奨学金など大事な「お金」の話については、保護者が主導でしっかりと確認しましょう。また、就職率や進学率といった基本的なデータは、パンフレットやホームページで公開されています。まずはこれらを使って親子で下調べをして、オープンキャンパス当日には数字の根拠となるサポート体制や制度など、一歩踏み込んだ質問をするとよいでしょう。

事前のチェックリストで、大事なポイントを見逃さない

大学の敷地や周辺を自由に散策する時間もとりたいところです。キャンパスツアーなどでも主要な施設は案内してくれますが、自分のテンポで歩いて見たい場所を訪れることで、新たに見えてくるものもあるはず。ともすればお子さんは、華やかな雰囲気に飲まれたり、表面的なきれいさなどに目を奪われたりしがちです。そこは親目線で、客観的に厳しく見て判断してください。

 

大学のキャンパスは一般的な高校に比べるとかなり広く、時間はあっという間に経ってしまいます。必要なポイントを見逃さないように、事前に親子で「ここはチェックしよう」と計画を立てましょう。

たとえば図書館や自習室、パソコンルームをはじめとする学習環境の静かさ、学生食堂や休憩室などホッと一息できる場所の雰囲気、在校生の服装や話しぶり。さらに敷地外では、最寄り駅からのルートと所要時間、通学路や駅前の人通りなど、パンフレットには書かれていない、現地で見ないとわからないことを中心に簡単なチェックリストを作り、現地でメモを取りながら回るとよいでしょう。

参加後は実際に志望校に加えるかどうかという観点で、親子で感想を率直に語り合いましょう。ただし、親世代の昔のイメージや先入観からの押しつけは禁物。大学は日々進化しています。決定までの時間はまだ十分にあります。お子さんの意志を尊重し、よりよい選択に導くようにうながすことが肝心です。

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