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N-BOXスラッシュのサウンドマッピングを聴いた

ホンダN-BOXスラッシュのタイプXおよびタイプX・ターボに用意された上級オーディオシステム「サウンドマッピングシステム」は、バックロードホーンを始め、オーディオ好きには気になるキーワードがちりばめられている。これは聴かずにはおれないというわけで、インプレッション。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

N-BOXスラッシュの上級オーディオシステムを体感

2014年12月に発売がスタートしたホンダN-BOXの第5弾、N-BOXスラッシュは、一度乗ってみたかったクルマだ。上級グレードのX(165万円~)およびX・ターボ(176万円~)に搭載された上級オーディオシステム「サウンドマッピングシステム」をの音を、一度体感したかったからだ。念願叶って、遅ればせながらサウンドマッピングシステム搭載のN-BOXスラッシュX・ターボに試乗してきたのでお伝えしたい。

ケブラーコーンウーファー&アルミドームトゥイーターを採用

まずはサウンドマッピングシステムの概要から。このシステムは自動車メーカー的にいうと8スピーカー+1サブウーファーのシステム。オーディオ的にいうとフロント2ウェイ+リア2ウェイ+サブウーファーシステムとなる。
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サウンドマッピングシステムの構成図。8スピーカー+1サブウーファーシステム


フロントスピーカーはドア下部ににある17センチケブラーコーンウーファーと、ドア上部にあるドアオープナー前方に埋め込まれたアルミドームトゥイーターの2ウェイ構成。リアスピーカーはCピラーの上方に12センチウーファーとトゥイーターをセット。振動板の素材はやはり、ウーファーがケブラーコーン、トゥイーターがアルミドームだ。

純正スピーカーの振動板というと一般的にはウーファーが紙だったりPP(ポリプロピレン)だったりするが、より高価なケブラーを採用したあたりに、本気度がうかがえる。アルミドームトゥイーターも、ソフトドームトゥイーターが一般的な純正スピーカーのなかでは、コストがかかっている。

バックロードホーンサブウーファーをフロントに

そしてサウンドマッピングシステムの大きな目玉が、サブウーファーだ。運転席と助手席の足元の間という設置場所も特別ならば、バックロードホーンという形式もカーオーディオでは珍しいもの。スピーカーの口径自体は17センチだからフロントドアのウーファーと同等だが、スピーカーの背面に4.7リットルの空気室を持たせ、90センチの長さのホーンを持つバックロードホーン型にすることで、低音の再生を可能にしたのだ。
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バックロードホーン型サブウーファーを採用


さらに音楽を楽しむためには車内の静粛性も重要というわけで、サウンドマッピングシステム装備車には防音材をプラスして静粛性を向上。もともと、N-BOXスラッシュは、軽自動車の基準よりも上のスモールカー基準で作り上げているため、静粛性は一般的な軽自動車よりも優れているのだが、サウンドマッピングシステム装着車は、さらにワンランク上の静粛性を実現している。
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