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2015年7月のオススメ展覧会・美術展(5ページ目)

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浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド


開館11年目、美術の「いま」をみつめなおす
金沢21世紀美術館(石川県金沢市): ザ・コンテンポラリー1「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」

金氏徹平undefined金沢21世紀美術館「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」展示風景 撮影:木奥惠三undefined画像提供:金沢21世紀美術館

金氏徹平 金沢21世紀美術館「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」展示風景 撮影:木奥惠三 画像提供:金沢21世紀美術館



北陸新幹線が開通し、東京から2時間30分で行けるようになった金沢。気力、体力さえあれば日帰りも可能になりました。その金沢を代表するスポットのひとつが2004年に開館した金沢21世紀美術館です。

美術館が開館して10年の間に、日本でも世界でも、大きな事件や災害、戦争が起こり、人々の価値観は大きく変わってきています。「現代美術」の世界もまた、10年の間に大きく変革が起きています。

スプツニ子!《ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩》 2013年 デバイス、映像プロジェクションと砂のインスタレーション (C)Sputniko! 「ザ・コンテンポラリー1undefinedわれらの時代:ポスト工業化社会の美術」展示風景 撮影:木奥惠三undefined画像提供:金沢21世紀美術館

スプツニ子!《ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩》 2013年  ©Sputniko! 「ザ・コンテンポラリー1 われらの時代:ポスト工業化社会の美術」展示風景 撮影:木奥惠三 画像提供:金沢21世紀美術館


この展覧会は、「ザ・コンテンポラリー」と名付けられた全3回シリーズの第一弾。3回からなる展覧会を通じて美術の「いま」をそれぞれ異なる視点から見つめ、検証していきます

現在行われている第一弾の展覧会は、2000年代に活躍する日本人作家10人(組)を展示。スプツニ子!や束芋、金氏鉄平など、現在注目されているアーティストの作品から、日本や美術の「いま」を考えていきます。わたしたちと同じ時代を生き、同じ文化に生きる芸術家たちが、なにを捉え、どのような作品にしているのかを知ることができる貴重な機会です。

「ザ・コンテンポラリー」の第2弾は第三世界、第3弾はジャンルを超越したアーティストユニットにスポットが当てられます。異なる視点から生まれた作品をそれぞれ見ていくことで、「いま」がどのようなものなのかがわかってくるはずです。


■展覧会DATA

展覧会名称: ザ・コンテンポラリー1 「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」
会場:金沢21世紀美術館
会期:2015年4月25日(土) ~8月30日(日)
開館時間:10:00~18:00
※金曜日、土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、7月21日(火)
※7月20日、8月17日は開館
Web: https://www.kanazawa21.jp/


夏に向けて、美術館はさまざまな企画を準備中。いろいろハシゴしてみてくださいね!
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