エストレヤは幅広いユーザー層を想定して開発されたモデル

エストレヤ

車検がない250ccモデルで、レトロな雰囲気が人気のエストレヤ。写真は2007年モデル


1970年代から始まったバイクブーム。1980年代へ移ると、性能至高主義となりレーサーレプリカへの注目が高まりました。1990年代へ入ると、速さよりも、もっと気軽で肩肘張らずに乗れることが求められました。俗にいわれる「ネイキッドブーム」の始まりで、エンジン剥き出しのスタイルが主流となっていきました。

そんななか、川崎重工業は「ベーシックで、気軽で、楽しいモーターサイクル」とはどのような車両かを考え、性能やパワーではなく、乗る楽しみはもちろん、“所有する喜び、触る喜び、磨く喜び”といった乗り手との関わりに注目し、3つのコンセプトを打ち出しました。

  1. 美しい4ストローク空冷単気筒エンジン
  2. シンプルなスタイルの中にも、機能美、高い質感を盛り込む
  3. 中低速を重視した、小気味よい走行フィーリング

これを基に生まれた車両が「エストレヤ」です。

エストレヤの種類について

1992年から現在までで、ベーシックモデルを基に全5モデル存在します。「エストレヤ」「エストレヤRS」「エストレヤ RSカスタム」「エストレヤ カスタム」「エストレヤ(現行モデル)」の5つです。それぞれの年式と主な違いを見てみましょう。

エストレヤ [年式:1992~1999年]
・前後別体のサドルシートを採用
・前後シングルディスクブレーキ
・1995年式から電気式キャブレターヒーターを搭載
・シングルスピードメーター
エストレヤ RS [年式:1995~2006年]
・前後一体のダブルシートを採用
・前後シングルディスクブレーキ
・シングルスピードメーター
エストレヤ RSカスタム [年式:1996~1999年]
・前後別体のサドルシートを採用
・前後ドラムブレーキ
・シングルスピードメーター
エストレヤ カスタム [年式:1996~2006年]
・前後別体のサドルシートを採用
・前後ドラムブレーキ
・シングルスピードメーター
エストレヤ(現行モデル) [年式:2007年~]
・インジェクション搭載
・前後一体ダブルシートを採用
・フロントシングルディスクブレーキ
・リヤドラムブレーキ
・スピード・タコ二連メーター
車種の年表は以下の通りです。
モデル&年式一覧表

モデル&年式一覧表


それぞれの違いをディテールで見る

それぞれのモデルの違いはどこなのか?ディテールでご説明しましょう。

【ブレーキ】
「ドラムブレーキ」と「ディスクブレーキ」の2タイプがあります。
ドラムブレーキ(左)を採用しているのはエストレヤRSカスタム/エストレヤカスタムの2モデルで、その他のエストレヤはディスクブレーキを採用

ドラムブレーキ(左)を採用しているのはエストレヤRSカスタム/エストレヤカスタムの2モデルで、その他のエストレヤはディスクブレーキを採用

・ドラムブレーキ : エストレヤ RSカスタム、エストレヤ カスタム
・ディスクブレーキ : エストレヤ、エストレヤRS、エストレヤ(現行モデル)

【シート】
「サドルシート」と「ダブルシート」の2タイプがあります。
サドルシート(上)を採用しているのがエストレヤ/エストレヤRSカスタム/エストレヤカスタムの3モデルで、ダブルシートを採用しているのは他2モデル

サドルシート(上)を採用しているのがエストレヤ/エストレヤRSカスタム/エストレヤカスタムの3モデルで、ダブルシートを採用しているのは他2モデル

・サドルシート : エストレヤ、エストレヤ RSカスタム、エストレヤ カスタム
・ダブルシート : エストレヤRS、エストレヤ(現行モデル)

【メーター】
「一連(シングル)メーター」と「二連(ダブル)メーター」の2タイプがあります。
二連メーター(左)は現行モデルからの採用で、それまでは一連メーターでした

二連メーター(左)は現行モデルからの採用で、それまでは一連メーターでした


このほかに、限定(スペシャルエディション)モデルが存在します。メッキパーツや、オリジナルのカラーリングが特徴です。
エストレヤRSリミテッドエディション

2003年式 エストレヤRS リミテッドエディション


以上がエストレヤのラインアップと大まかな区分です。それでは次ページより中古車を購入する上での注意点をご紹介します。

>> 次ページ 中古車購入時に注意しておくべき点とは