ビギナーこそ、まずは中古バイクを!

車両

車両を目の前にすると、テンションが上がります

バイクに興味を持って免許を取り、次は車両!となった時に、「新車」か「中古車」という選択肢が出てきます。一般的な入門カテゴリーとして250ccクラスの車両が挙げられますが、同クラス国産新型車両の平均車体価格は40万円代から高いもので70万円オーバーのものがあり、安い買い物とは言えません。

これに加え納車整備代をはじめとする諸費用がかかり、乗り出しで約50万円~の出費となります。

また、免許取得したばかりのビギナーにとって低速発進は特に苦手意識の高いもの。うまくクラッチを繋げられず、エンジンストップ。バランスを失って、転倒……俗にいう「立ちゴケ」の可能性も高いものです。

速度が出ていないので、大きなダメージはそうそうありませんが、キズが付いたら新車だとイヤだなぁ、というユーザーは多いと思います。そこで、「ひとまず車体がキズものになっても精神的ダメージが少ない中古車で練習を」というビギナーに向けて失敗しない中古車の選び方・買い方についてお話しましょう。

中古車情報サイトなどで車両を選ぶ

バイクを買おう!と決めたらまずは情報誌や情報サイトで車両を探しはじめる方がほとんどかと思いますが、闇雲に探してもいい車両になんて巡り会えません。まずは自身の予算を決めてから、欲しい車両のリストアップをして的を絞るところから始めましょう。そこから中古市場相場を調べて、車両の程度などを見ながら決めていき、車両のあたりが付いてから購入するショップを選定します。

故障した時のことを考えて、自宅から近い店舗を回る方があとあとのことも含めて効率的です。たとえ距離が離れていても修理対応などをしてくれるお店も増えましたが、レッカー代などがかさむので、なるべく近い方が何かと都合がいいかと思います。

購入前に実車を確認する

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数あるバイクの中から、最高の一台を


新車と違い中古車は一人ないし数人オーナーがついていたもので、店舗に並んでいる中古車両はその店舗が新車をメーカーから仕入れて、店舗に付いているユーザー(常連顧客)だけでオーナーが入れ替わっているものの他に、オークション(ヤフーオークションのような個人向け市場ではなく、業者向けの取引市場で落札購入)で仕入れてから手直しし商品として並んでいるものと、ざっくり分けて2通りあります。オークション仕入れの車両は経歴が分からないものが大半なので、その点を確認するためにもお店へ行く必要があるのです。

あくまでも中古車ということを忘れない

中古車といってもピンキリで、価格がひとつの目安になります。不人気車や、過走行車などは価格が安いですし、人気車両や高年式車、走行距離が少ないものは当然高くなります。また、中古車の場合、車両を見に行くと小キズが気になることもありますが、目くじらを立ててはいけません。展示車両でもない限り、乗り手がついていた車両なのですから、多少の小キズなどは付いていてあたりまえです。キズがついているからと価格交渉のネタにはならないことは、頭の片隅に入れておきましょう。その方が余計なわだかまりを生むことなく取引ができるはずです。

バイク選びはショップ選び

実際にお店へ行くようにとすすめる理由はもうひとつ。バイクが壊れた時に任せられるショップか否かをご自身で見極めてほしいからです。乗るのも、売るのも、直すのも「人」。車と違い、体がむき出しになり危険なバイク、安全確保のためにも信頼の置けるバイクショップに預けることは、バイクライフを送る上で必要不可欠であると私は考えます。自分自身に置き換えてみていただきたいのですが、体調が悪くなった時かかりつけの医者がいれば、まずはそこへ診察を受けに行くでしょう。バイクも同様なのです。

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いざと言うとき、頼りになるお店とメカニックがカギ

メカニックのみならず、営業も然り。売上げに固執するがゆえ押し売りしてくるセールスと、ユーザーメリットを考えてアドバイスしてくれるセールス、貴方ならどちらのスタッフに愛車の相談をしたいでしょうか?

私はもちろん後者にお願いします。せっかく高い買い物をするのだし、どうせなら長く楽しんで乗ってほしいのです。中古車選びで失敗しないためにも、車両を扱うスタッフ、メカニック、ショップを実際にその目で見ることをおすすめします。

私はバイクに乗り始めて17年で、乗り継いだ台数は10台強、乗り始めた頃は知らないことばかりで、失敗もしました。しかし、のちに、仕事柄さまざまなショップに出入りをするようになり、そんな経験から導き出した答えが「バイク選びはショップ選びから」なのです。

いいショップには人が集まりますし、居心地がいいものです。そして何より、いい車両が集まるので、必然と良い車両との出会いがあり、素敵なバイクライフを送ることができるのです。