直前でも諦めない!お得に航空券を予約・購入する方法
LCC「バニラエア」は、国内では成田から札幌・新千歳、沖縄・那覇、奄美大島の路線に就航しています。大手よりもリーズナブルな運賃が魅力
もうすぐ夏休み。すでに旅行の計画をした人はもちろん、これから計画をする人もいるでしょう。夏休みはオフシーズンに比べて「航空券もホテルも高い」イメージが強く、旅行そのものを断念したり、車での旅行にシフトしたりしていませんか。
たしかに航空券はお盆時期などは高く、予約も取りづらい傾向にありますが、近年は「LCC(ローコストキャリア、格安航空会社)」が国内線に参入して次々と就航ネットワークを広げたり、スカイマークなど大手の航空会社以外が独自にお得な運賃を設定したりと、以前よりも飛行機での旅行がしやすくなりました。
「LCC」で運賃チェックしてから目的地を決める
まず、LCCをチェックしてみましょう。国内では2015年現在、以下の航空会社があります。■ピーチ・アビエーション
■ジェットスター・ジャパン
■バニラエア
■Spring Japan(春秋航空日本)
LCCの運賃は、大手航空会社よりもとにかく「安い」のがメリット。通常期よりは高くても大手航空会社よりは安いパターンも多いです。
ただ、運賃が予約状況によって変わるので要注意。日によっては大手航空会社並みの運賃になることもあります。日をもし選べるのであれば、「最安値検索」などの機能を使い、できる限り安い運賃を見つけてから旅行の日程を組むのも手です。また、北海道や沖縄などの人気路線を避け、地方路線をターゲットにするのも良いでしょう。
一方、LCC各社はそれぞれ「セール」も頻繁に行っています。お盆時期などは除外であることも多いですが、セール情報をいち早くキャッチするために、各社の「メールマガジン」などにあらかじめ登録しておく、Twitterをフォローする、フェイスブックページに「いいね!」を押しておくことをおすすめします。
LCC「ジェットスター・ジャパン」は、成田と関西、中部から日本各地の空港に就航しています。お得なセールを行うことも多いので要チェック
スカイマークや準大手、「羽田」利用は便利!
スカイマークは、小型機「737」に使用機材を統一して再スタート。都心から近い羽田からの便が多くて利用しやすく、直前にも買えるお得な運賃も
LCCと大手航空会社の中間に位置づけられるのが、“準大手”と呼ばれるエアライン、そして「スカイマーク」です。
スカイマークは通常、LCCよりも運賃がやや高めですが、LCCと異なるのが運賃に予約状況による変動がないこと。大手よりもはるかに安い、しかも、LCCでは手荷物を預ける際に発生する追加料金がない、座席指定も無料な点など、安心して利用できます。人気の北海道や沖縄をはじめ、地方路線にも就航ネットワークを持っています。スカイマークの割引運賃「前割」なら予約変更も可能です。
北海道を拠点とする航空会社「AIR DO」。新千歳をはじめ、釧路や帯広といった夏の北海道で人気観光地にダイレクトで行くことができます
エア・ドゥ、ソラシド・エア、スターフライヤーでは、「自社サイト」からの購入がおすすめです。3社ともANAとのコードシェア便として運航されていますが、ANAのウェブサイトから購入するより、自社サイトから購入できる独自のお得な運賃があります。例えば、AIR DOだと「AIR DOスペシャル75」、ソラシド・エアだと「特売りシリーズ」「カケコミweb割」、スターフライヤーだと「そら旅80/60」など。お得な運賃をぜひ探してみてください。
そして、首都圏在住だと、LCCと違って「東京国際空港(羽田空港)」が発着になるのもとても便利です。少し航空券が高くでも、自宅からの往復時間が短いと旅行がずいぶんとラクになります。
■スカイマーク
■AIR DO
■ソラシド・エア
■スターフライヤー
次のページでは、それでも「大手」を利用したい人に向けた裏ワザを紹介します。