超絶美味！利尻＆礼文のウニを食いつくす(3ページ目)

利尻でウニ採り体験

次に訪れたグルメアイランドは、お隣の利尻島。こちらは「利尻昆布」のブランドで全国的に有名ですが、ウニも決して負けてはいません。ここでは、自分で採ったウニをその場で割って食べるという贅沢な「ウニ採り体験」にチャレンジしてみましょう。

さっそうとライフジャケットを装着し、漁場に係留している舟に乗り込みます。地元の漁師さん気分で上からガラス箱をのぞいて海中に潜むウニを探索。

美味しそうなウニを見つけたらすかさずタモですくい上げ、獲物をゲット！


採取した2個のムラサキウニ（数量限定）は浜で殻を砕き、取り出した身は海水で洗ってそのまま胃袋に直行です。わさびも醤油も不要、味付けは自然の海水のみですが、これがまた美味い！まさに島ならではのワイルドな「ウニ食いスタイル」ではありませんか。


ウニ採り体験　DATA
期間　 　6月1日～9月30日
時間 　　9:00～16:30　　(最終受付16：00迄)　　　
料金 　1500円
場所 　北海道利尻町沓形字富士見町　　神居海岸パーク
問合せ先　　利尻町観光協会 0163-84-36220163-84-3622
サイト　　　http://www.town.rishiri.hokkaido.jp/kankou-annai/1047.htm

利尻のウニと昆布がアイスに変身！

利尻の沓形（くつがた）フェリーターミナルに島の話題を独占しているユニークなアイスクリームがあるという噂を聞き、そのお店を訪ねました。

フェリ－ターミナル敷地内の売店で見つけたのが「愛す利尻山（アイスりしりざん）」。昆布塩を振りかけたアイスクリームの上にベビー昆布、粉砕ウニ、乾燥ウニがトッピングされており、これを根昆布のスプーンで食べるという、徹底的に地元素材にこだわったアイスです。


「美味しくいただくには順番が大切なんですよ」と話す、アイス考案者の平川さん。まず、乾燥ウニの塊を食べる。次に根昆布スプーンでベビー昆布、昆布塩、粉砕ウニ、アイスをよく混ぜて食べる。最後に根昆布スプーンも食べきる。

アドバイスに従い、もったいないと思いながらも乾燥ウニを一口でパクリ。この味が口中に行き渡る頃にアイス・ウニ・昆布のミックスを食べることになり、確かに甘いアイスクリームとウニ・昆布の塩っぱい海の味が渾然と溶け合って、「美味い」と一言でかたずけてしまうことができない摩訶不思議な味が口の中に広がってきます。

平川さんがこのアイスを考案する段階でなんと3種類もの特許を取ったとのこと。「ウニと昆布の素材がふるさと利尻のイメージアップにつながれば」との思いを込めて生み出したというこの一品、利尻島に上陸したらぜひ味わっておきたいものです。

愛す利尻山のDATA
価格　 　480円（消費税込み）
場所 　北海道利尻町沓形字富士見町　　沓形フェリーターミナル
問合せ先　　北利ん道 0163-84-30110163-84-3011

島のウニを自宅で食う

利尻と礼文で食べつくしたウニを、さらに自宅でも食べたいという「贅沢かつ貪欲」な方にぴったりなお土産がこちら、むしウニの缶詰。


「え～、缶詰？これって生ウニと比べて味が落ちるんでは？」なんて心配はご無用。利尻産のムラサキウニ、礼文産のバフンウニ（宝うに）ともに、その味・風味は島で食べたものに劣らないと言ってもいいレベルです。

このことに関して海鮮グルメのプロフェッショナル、札幌場外市場にある共栄水産のウニ担当の方によれば、国際的に有名な某ソムリエは「生ウニよりもこの礼文産バフンウニ（宝うに）の方がワインの味を引き立てる」と絶賛しており、札幌に来た時にはわざわざお店に買いに来るとのこと。

ともあれ、真に美味いウニを食おうとするなら、苦労を厭わず利尻・礼文に行くのが一番です。ただ、時間とコストもあってすぐに行くのは困難だという方、まずはこの「現地産むしうに」を食べながら遥か北のグルメアイランドに思いをよせる、というのも悪くない選択肢の一つですね。

利尻島産　キタムラサキウニ　むしうに
問合せ　利尻漁業協同組合　0163-82-11050163-82-1105
サイト　http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ske/osazu/oz06gok/gok064.htm

礼文島産　宝うに　（エゾバフンウニ）
問合せ　舟泊漁業協同組合　0163-87-20180163-87-2018
サイト　http://funadomari.jp/SHOP/373102/373125/list.html