お風呂から眠りにつくまでの時間を演出するアイテム(2ページ目)

前ページでは、バスタイムを演出するバスソルトをご紹介しました。このページでは、お風呂からあがって、ベッドに入るまでのインテリアアイテムを「香り」「感触」「安心感」を中心にご紹介します。

天然素材の心地よさと機能美を兼ね備えた新しいバスマット

バスマットはこまめに洗いたいものではありますが、厚みがあるので乾きにくく梅雨の時期には扱いに困ることがあります。左官（建築の塗り壁）の技術や材料を用いて作られたsoilのバスマットは、珪藻土でできた固い板状の新しいバスマットです。足裏の感触も柔らかくて、冷たくなく、インテリアとしてそのまま置いておきたくなる風合いの良さが特徴。皮膚の弱い方にも安心して使うことができて、エコフレンドリーなところも魅力です。

寝る前に紙媒体に触れたくなるサイドテーブル

ベッドまわりはプライベート空間で、誰にも意見されずにお気に入りを置いておけるスペースです。読もうと思って買っておいたのに時間がなくて手をつけていない写真集や、雑誌をパラパラめくるのも贅沢なひと時。寝る前には青白いスマホの画面でないものに意識的に接する習慣をもつ提案です。

国内外のデザイナーから信頼の厚い家具レーベル・E&Yの新作は、優しい色合いとカットされた鉄板の軽快さのギャップが魅力のサイドテーブル。フィンランド人デザイナー・Mika Tolvanenによるものです。書籍や雑誌を収納する事ができ、小さな目覚まし時計や眼鏡等を置くにもちょうどいい高さです。

ものをかけはずししたことを認識できる心地よい音の鳴るフック

朝起きた時に眼鏡がすぐに見つからないといつまでもぼんやりとした時間を過ごしてしまう、そんな人におすすめなのがTimbre社のWakka。カーブした木部の中にマグネットが入っていることで、輪っかをつけはずしするとタタッと小気味よい音が鳴ります。本来はキーホルダーとして開発されましたが、今回は眼鏡を吊るす使い方を提案します。記憶がないほど疲れていても、フックを外してリングに眼鏡のつるを引っ掛け、戻すことで音がなり、翌朝眼鏡を探す心配をしないで安心して眠りにつけます。

鳥の鳴き声で目覚める朝が楽しみな時計

バカンス先での朝、鳥の鳴き声で起きるように、自宅での休日の朝を迎えられたらどんなに幸せでしょう。はっきりとした時刻ではなく、なんとなく明るくなった時間に目覚める贅沢を演出したい。そんな想いをユーモラスに叶えてくれる、LemnosのCUCU。

長針が12に来た時に、カッコウの鳴き声で優しく時を知らせてくれます。ライトセンサー機能付きで、就寝中など消灯時には小鳥もお休み。夜遅くまで明るくしていると鳴かれてしまうので、小さなお子様のいるご家庭で、就寝する時間をコントロールする習慣付けをするのにも便利です。

持ち運びたくなる暖かい感触のテキスタイル

フィンランド西部の小さな町Lapuaで1973年に創業したテキスタイルメーカー・LAPUAN KANKURIT (ラプアン カンクリ)の人気アイテム、人気アイテムのポケットショールは色合いも優しく、ショールとしてだけではなくブランケットとしてインテリアも彩ります。スタイリングできるボリュームと素材感が「持ち運べるインテリア」のようでライフスタイルの提案が感じられました。

足下の柔らかさ・暖かさを演出するラグやギャッベ

・リサイクル繊維のラグ
スペイン・ムルシア地方のハンドメイドで作られた風合いのあるラグ・JARAPA(ハラパ)。原料はコットンを中心とするリサイクル繊維(繊維業の生産過程で生まれる切れ端)を利用し、製造方法は、12世紀にアラブ人から織機とともにもたらされ、以来今日までほとんど変わることなく伝統として受け継がれてきている。素材感や風合いから想像するよりもずっと安価な価格帯なこともおすすめポイントです。

・根強い人気のギャッベ
ペルシャ語で目が粗くて毛足が長い絨毯を意味するギャッベは、今年も様々なメーカーが出品されてました。特に気になったのはギャッべ専門店「BAHAR(バハール）」のブース内で、実際に手結びでギャッベを織る女性の早さと、糸の細さ。非常に手間がかかって編まれていることが一目で分かります。太い糸で編まれた物は、素朴な味わいで模様が少なく、足をのせた時の踏み心地がよい。天然素材野為、夏にはべたつきを抑え、冬は床からの冷えを防いでくれます。
いかがでしたか？眠りにつくまでの時間を少し意識するだけでも、日常生活はがらりと変わります。ご自身なりの好きな香りや感触、安心感の作り方のヒントになりましたら幸いです。