[足着き]身長174cm男性の場合
身長174cm男性がまたがった際の足着きを横から見てみると、トライアンフだと片足がやや浮いている程度。ドゥカティのハンドル位置が高めなので、トライアンフと見比べると持ち上がっている印象ですね。
今度は真後ろから両足着きの模様を。ベタ足のドゥカティに対し、トライアンフはカカトが浮いています。また、車体右側にマフラーが通っていることから、右足ががに股気味になってしまうのです。とはいえ、足裏の半分は地面に着いているので、不安要素はありません。万能型モデルという点で見れば、このぐらいの車高はオートバイとして当たり前。やはり焦点となるのは、キャラクターの違いということでしょうか。
[足着き]身長157cm女性の場合
ところが平均的な日本人女性の身長とも言える157cmの方で試してみると、男性では気づかない差異が見て取れました。真横から見ると、どちらも足裏の半分が着く程度。
今度は後ろから、両足を降ろした際の足着きを比較するとこのように。ドゥカティだとつま先立ちに、そしてトライアンフだと「そもそも両足が届かない」ということで片足立ちになったのです。
また、当女性にまたがった際の感想を聞くと、「つま先立ちでも、車体が軽いので見た目ほどの不安はない」というドゥカティに対し、トライアンフだと「実際にまたがると重量感があって、支えきれないような不安が残った」ということでした。
では、足着きに関わりがあるスペックデータを見比べてみましょう。
【スペック比較】
[シート高] ※地面からシート上段までの高さ
・ドゥカティ……790mm
・トライアンフ……825mm
[車重]
・ドゥカティ……186kg
・トライアンフ……234kg
シート高の差が35mmとなり、車重も40kg以上開いています。ちなみにドゥカティの重量はスタンダードなモデル[ICON]の数値で、Full ThrottleはICONと同じく186kg、Urban Enduroは192kg、Classicは192.5kgとなっています。男性だと誤差ぐらいにしか感じないものが、女性になると大きな違いになるということでしょうか。
では、いよいよ乗り比べをしていきます。それぞれ個別に試乗した経験があったのでキャラクターは掴んでいたのですが、実際に交互に乗り比べると、面白いほど違いが浮き彫りになってきました。
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