お金を借りられなくなる時代
消費者金融利用者の約半数が総量規制の対象とか。借りられなくても、あせってはいけません。
政府はセーフティネットを設け、改善策を講じていますが、現状では力が及んでいない状況です。
消費者金融利用者の半数が借りられなくなる
金融庁の資料によると、全国信用情報センター連合会(信用情報機関)のデータでは、消費者金融の利用者は全国に1,400万人、すなわち国民の8.5人に1人ということです。そのうち、約半数が総量規制の対象になると、日本貸金業協会のデータで公表されています。総量規制の対象になると、新たな借入ができなくなります。その対象は年収が低くなるほど多くなり、年収300万円以内の人では7割もの人が対象になるそうです。
しかも、今までに消費者金融を利用し、7年後に完済できたという人は4割しかおらず、残り6割は借入残高が平均約3.6倍に膨れ上がっているという結果も公表されました。お金を借りることも難しく、借りてしまえば返すのが難しい、そんな時代背景を写すかのような結果です。
こんな背景を利用するかのように、以前からやみ金の存在が問題になっていましたが、最近は質の違うやみ金が多く出てくるようになりました。いわゆる「ソフトやみ金」です。