「子育てをするお父さん」が世界的主流に!

オムツ替えをする父親も増加中

オムツを替えるお父さんも、今ではお父さん人口の半分程。

昨今では欧米を中心に、もし父親が「オムツを替えたことがない」と言えば、周りはえー!と目を丸くして驚いてしまう、という国々も増えています。
アメリカでは70年代には「オムツを替えたことがない」という父親が主流だったのが、2003年にはたった3%に減ってしまったという調査報告もあります。

日本はどうでしょうか? この調査を見る限り、2011年の時点で「オムツを替える」と答えた父親は40%近くですが、それでも「イクメン」がもてはやされ専業主夫人口も増えるなど、以前よりは直接的に育児をする父親も増えています。文化的な違いもありますが、特に核家族化が進みコミュニティーの繋がりも希薄になりつつある国々で子育てをする母親にとって、父親との育児分担は、大きな支えになります。

こうして多くの国々で父親が子育てにより深く関わるようになる中、子供にとってなぜ父親が重要なのかという研究もいくつか報告されています。


子供の心身の成長には、父親の影響が大!

・父親からの拒絶感が子供の問題行動に影響する
人類学者ロナルド・ローナー氏は、世界中の家族を調べた結果、子供の非行、不安感、自己評価の低さ、攻撃性などの問題は、母親からよりも父親からの「拒絶感」によるところが大きいとされます。子供が健やかなパーソナリティーを形成するには、父親からの愛情が鍵と言うのです。

・子供の「やり抜く力」は父親の「育児スタイル」によって培われる 
家族心理学者ラウラ・パディリア=ウォーカー氏率いる研究では、子供に「やり抜く力」 を育むためには、父親がより「民主的スタイル」(「50年の研究で検証!4つのうち最も健全な子育て法とは」参照)を心がけるとよいとしています。

一方的に子供を従わせたり、また子供が何をしようとも関知しない放任主義よりも、こちらが期待することの理由を説明し、子供の意見も聞き話し合うといった父親の姿勢が大切なのですね。

・父親との関係がティーンの女の子の性的問題に繋がる

ヴァンダービルト大学の研究では、5歳から7歳頃まで父親とたくさんの時を過ごし、温もりある関係を築いたティーンの女の子は、第二次性徴期もより遅く、性的問題を起こしにくいとされています。これには父親のフェロモンが関係していると言います。

・IQがより高くなる
イギリスの心理学者ダニエル・ネットル氏による研究では、父親と一緒に過ごすことが多い子の方が、IQがより高くなると報告されています。


子供の健やかな成長には、こうしてお父さんが大きな役割を担っているんですね。
次のページでは、お父さんがますます子煩悩に変身する秘訣を紹介します。