親には2つのタイプがある

私は過去に3万人の子どもを指導してきた中で保護者にも数多くお会いしてきました。その時のたくさんの親との対話から親のタイプは大きく分けて2つあるということを学びました。

それは子どもの可能性を伸ばす親とその可能性をつぶしてしまう親です。

ドリームメーカーとドリームキラー

子どもの可能性はどこまでも伸ばしたい

子どもの可能性はどこまでも伸ばしたい

人の夢を自分のことのように応援する人をドリームメーカーと言います。反対に人の夢を頭から否定する人のことをドリームキラーと言います。

もしあなたが「こんな夢があるんだけど」と言った時に「大丈夫!君なら絶対にできるよ」と応援する人はドリームメーカー(一緒に創る人)です。心からその夢を認め、応援できる人のことです。逆に「私はこんなことがしたい」と言ったことに対して「そんなことできるはずがない」「絶対に無理だよ」と否定する人はドリームキラーです。

ここで大切なのは、両親が子どもの最初のドリームキラーになっているかもしれないことです。あなたは心あたりがありませんか?何気ない一言ですが言われた側は大ショックです。

「そんなことできるはずがない」
「やめとけ、やめとけ、どうせできないから」
「何を雲を掴むような話をしてるのか?時間の無駄だよ」

子どもは大人と比べて人生経験が明らかに少ないので、自分の夢や可能性を頭ごなしに否定されると「自分は夢を持てないのだ」「私は夢を持ってはいけないのだ」と強く思い込むものです。

先進国の子どもの18歳までに14万回否定される!?

アメリカの心理学者シャド・ヘルムステッター氏の調査で先進国の子どもは生まれてから18歳までの人生でなんと平均約14万8000回以上周りから否定的な言葉を受けると発表されました。凄くないですか?しかも、そのほとんどが両親からという結果です。この調査結果を知った時、私は正直へこみました。なぜなら私自身が行ってきた子どもに対する言動が、まさにドリームキラーだったからです。

「なぜ、ミルクをこぼしたのよ!」
「もう、いつも落ち着きがないわね」
「前も○○で失敗してあの時だって......」

このように過去の終わったことまてで引っ張り出して感情的に怒ることも含めて、否定的な注意を14万回以上も受けたら、子どもは「夢なんて持ってはいけない」と思い込んでいくでしょう。まるで否定の負のシャワーですね。

こうなると、「私はどうせ何もできない。私には可能性がない」としか子どもは感じとれなくなります。これはとても危険なことです。

未来に夢を持てる人は、今の自分に自信を持てる人ですから……。

さらに残念なことに、反対の肯定的な応援は、その10%もないと言われています。

だからこそ 親は子どもに対して可能性を伸ばす発言をしてほしいのです。ましてや普段あまり会話をしないお父さんの発言は絶大な影響力を持つと思います。お父さんのその何気ない一言が、子どもからしたら全てと思ってしまうでしょう。まずは子どもの発言や失態を簡単に頭ごなしに否定することは絶対に避けてください。

ドリームメーカーへの第一歩は、目線を合わせて話す

リビングや子ども部屋でお父さんがお子さんと話す時、多くの人が間違うことがあります。それは子どもが座った状態で、親が立ったまま話してしまうことです。

大切なのは、まずは目線の高さを合わせることです。目線が同じだと立場も同じように考えられます。大切な対話の時間は、相手を子どもだと思って適当に話を聞いたりいい加減な返事をしたりせずに、拝聴する気持ちを持ってください。

例えば、元ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手は、人格者で有名です。彼は子どもの時からお父さんに「秀さん」と呼ばれて、お父さんから大切な友人として接されたそうです。だからこそ、日本の野球界を代表した選手となり、メジャーリーガーになってもヤンキースの監督やチームメイトからも厚い信頼と尊敬を受けた素晴らしい選手になったのだと考えてます。夢がで叶っていった素晴らしい形ですね。

ここで一番お伝えしたいことは、過去の自分のドリームキラーの数を数えて落ち込むのでなくて、これからどうしたら子どもの最高のドリームメーカーになれるか考え、ちょっと新しい挑戦をしてほしいということです。

新しい行動はきっと子どもの可能性や未来をひらくでしょう。
またなにより、あなたのドリームメーカーとしての言葉がお子さんの最高の笑顔を創ることでしょう。
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