苦しんだり辛いと思わないように発想を変える
最初から貯める分のお金を隠してしまうことは、「苦しい」とか「辛い」を軽くしてくれる効果もあります。銀行口座に残高はあるけど使っちゃいけないというのはとても辛いことですが、そもそも見えないところに移してしまうことで、「今ある範囲でやりくりしよう」という意識になるからです。「それって同じことじゃないの?」と思う人はだまされたと思って試してみることをオススメします。
また、毎日の買い物についても「ケチる」という発想ではなく「リーズナブルな生活の探求」と思ってみると「苦しい」や「辛い」という気分が軽くなります。
ガマンをする、あきらめる、と考えるから節約は苦しく辛いものになります。
そうではなく、「この50円安い食材を試してみよう」「100円安いけど今まで入ったことのなかったお店でお昼にしてみよう」「当たり前のように買っていたモノを今日は買わないでみよう」などと試行錯誤していくことの先に節約があると考えてみます。好奇心が加わるだけで、節約は楽しいゲームになってきます。
ゴールをイメージすることも「辛い」を消してくれる
また、お金を貯めることについて目標意識をもったり、ゴールのイメージをもつことは「苦しい」とか「辛い」を消してくれる効果があります。たとえば、結婚資金を貯める人が頑張れるのは、近づいている新生活への期待やわくわく感があるからです。旅行資金を貯める積立も、「1年後にたっぷりバカンスする」というイメージがあり、頑張る期間がはっきりしているからです。
お金を貯める場合は、できるだけ具体的な目標を作っていきましょう。なんとなくではお金はたまりません。
自然に貯める人ほどラクをしているもの
自然にお金を貯めている人はこうした「苦しい気持ちの回避方法」「辛い気持ちの回避方法」を知っています。そして、自動的にお金を貯める仕組みを講じることで、楽しく普通に生活をしながら確実にお金を貯めていきます。
苦労などしていませんし、辛いと思ったりもしません。不思議なものです。
お金を貯めることは「苦しい、辛い、面倒」と思い込んでいて、なかなかお金が貯まらない人ほど、発想を逆転してみてください。「うれしい!たのしい!大好き!」とはいかないまでも「簡単!らくらく!自然に!」お金が貯まるようになるはずです。