梅雨の時期だからこそ撮りやすい写真・シーンがある
梅雨の時期は外で撮影する機会も自然と減るものですが、この季節だからこそ撮りやすいシーンというのもあります。そこで、梅雨だからこそ撮りたいという場面を3つピックアップしてみました。意外にも雨の日はシャッターチャンスは多いものです。億劫にならずに、ぜひ撮影を楽しんでみませんか?
雨に濡れたアジサイは美しさ倍増
梅雨を表す花はなんといっても「アジサイ」です。5月ごろから花を咲かせていますが、見ごろはやはり6月。アジサイはたっぷり水を与えるとよく育ちます。雨が降っているときが、最も生き生きと見えるということです。雨が降っている最中にはカメラを濡らしてしまう恐れもあり、なかなかレンズは向けにくいもの。そのため、濡れたアジサイを撮る絶好のシャッターチャンスは雨上がりのときです。
雨が上がったなと判断したら、カメラを持ってアジサイの花のあるところまで出かけてみましょう。
たっぷりと雨が降り注がれている花や葉から、撮影するものを選びます。選ぶときのポイントは、花や葉に乗る水滴のバランスのよいものを探すこと。他には、植物の枯れた部分などが雨に流されて花などについていることがあるので、できるだけ付着物がないものを選びます。
水滴の部分も含めた箇所にピント合わせをするとみずみずしさが伝わる写真になりやすくなります。
また、雨上がりに太陽光が差してきたら、その光も上手に利用しましょう。水滴に光の反射を入れてメリハリを強めた風合いにすることもできます。
雨に濡れたアジサイをどのように表現するか、いろいろ試行してみると撮影も楽しめます。
次のページではアジサイ以外の梅雨のシャッターチャンスを紹介します。