火葬や骨あげを、どう子どもに説明する?参列させる場合の心構えとは
葬儀が悲しみの場であることを言い聞かせてもなかなか思うようにはいきません。必ず親がフォローするべき
預け先が見つからなかったり、お焼香だけでもさせてあげたいと思うのなら、子どもに言い聞かせ、お焼香が終われば速やかに帰るのがベターです。しかし、祖父母や親しい親戚の場合はお通夜、お葬式に参列するのが一般的です。
祖父母の「骨あげ」子どもに何を伝える?
祖父母や普段から慣れ親しんでいた親戚が亡くなったのであれば、火葬や骨あげにも立ち合わせてあげたいと思うもの。しかし子どもが泣いて怖がったり、気持ち悪いと叫んでもいたし方ないこと。初めての場合、これは普通の反応です。漫画やゲームの影響で「人は死んだら生き返る」ものだと思っている子どもが多いのも「死」に触れる機会がないからです。子どもに何を伝えたいのか考えてみましょう。たとえば「雲の上の世界に行ってしまったのでお別れをしましょう」「仏様になって天国からみんなを見守ってくれるのよ」と子どもの目線で、やさしい言葉で説明してあげてください。
ただし故人と親しくない場合の立ち会わせは遠慮した方が無難です。
ぐずる、騒ぐ場合の対処法は?
赤ちゃんは泣いたりぐずったりするものです。あらかじめすぐに席を外せる場所で参列しましょう。また同年代の子どもどうし、ふざけて騒ぎ出すこともあります。そうなったら部屋の外に連れ出しても失礼にはなりません。他人に迷惑をかけないのがマナーです。子どもの友達が亡くなった場合
子どもの服装も基本的に大人と同じ考えだということを忘れずに
子どもに何を着せる?
子ども用のブラックフォーマルなんて一般的には持っていなくて当然ですよね。幼稚園や、学校に制服がある場合はそれで十分です。ただしカラフルな色の体操着っぽいもの、スモック風なものは避けた方が無難です。また帽子は不要。必ず着せる前に制服が汚れていないか、またポケットに砂が入っていないかをチェックしてください。よれよれならアイロン掛けするなどして着せてあげてください。子どもでも清潔にきちんとした服装で参列させるのがマナーです。
制服がない場合は黒、白、紺、グレーなど地味な色目でまとめます。キャラクターものや柄物もふさわしくありません。もし黒や紺などのカーディガンが手持ちにあるならば、その上に着せてキャラクターを隠すという手もありますが、子どもが暑がって脱いでしまうということもありますので、目を離さないようにしてください。
女の子の髪の毛も長さがあれば、結んですっきりまとめて清潔な印象にします。髪留めも派手な色目ものはNG。靴下は服装と同じく黒や紺、グレー、白など地味な色目のものになります。靴も同じですが、手持ちがなければ白いスニーカーでもOK。普段使いをそのまま履いていくと汚れている場合もありますので気をつけてください。
また赤ちゃんを抱く時にはママの服装にも気をつけなければいけません。パールのネックレスを引っかけたり、引っ張ることがあります。また喪服は黒なので汚すと目立ちます。抱く際には地味なカラーのタオルやスカーフなどで汚されないように上手く使うとよいでしょう。
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