ドラマ/刑事・推理・サスペンスドラマ

刑事ドラマは乗っている自動車で犯人がわかる(2ページ目)

普通の人にとって高い買い物である自動車。どんな自動車に乗っているかで性格がわかる!とまではいいませんが、その人の一つの断面を切り取っていると思います。ドラマの中での自動車の使われ方を考えてみました。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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ポルシェ928

                ポルシェ928

田村正和で印象的だったのは『パパはニュースキャスター』(1987)とその同一路線の『パパは年中苦労する』(1988)の二作品で乗っていたポルシェ928。928はポルシェ主力の911より上級を目指してつくられたスポーツカー。なかなか似合う人のいないクルマですが、田村正和はよくあっています。

ドラマの中でうまく自動車を使った作品といえば、1983~1985年放送の『金曜日の妻たちへ』シリーズ。車両提供は番組スポンサーだったホンダ。当時のホンダはアメリカで人気があったこともあり、準輸入車的なイメージがありました。『金妻』シリーズの舞台は、たまプラーザ、中央林間など小田急線や東急田園都市線など当時の新興住宅街。そこでのちょっとリッチな生活と当時のホンダ車がマッチしていました。

第三作『金曜日の妻たちへIII~恋に落ちて』はタイトル通り、映画『恋に落ちて』をオマージュしています。ドラマ中に『恋に落ちて』でモリー(メリル・ストリープ)がフランク(ロバート・デ・ニーロ)に会おうと急ぐがエンストで会えない、というシーンがよく挿入されており、その映画中の自動車もホンダ・シビックでした。


エコカー減税には困った

自動車は時代設定でも重要です。過去のことを描いたドラマでそれより新しい自動車が出てくると興ざめします。大昔ならば博物館で調達すればいいので、難しいのはむしろ近過去。特に2009年から始まったエコカー減税は実質自動車買い替え促進キャンペーンなので、この前後で自動車が大きく変わり難しくなっています。

その例がNHKで放送の『64(ロクヨン)』。誘拐事件が起きた7日間しかない昭和64年(1989年)と、事件の時効がせまった平成14年(2002年)が舞台。二つの時代設定をこなすのも難しいと思いますが、警察関係者が乗る自動車はその時代のものをよく集めています。

問題はキーマンの幸田元刑事(萩原聖人)がでてきたシーン。幸田は昭和64年の誘拐事件の後、退職。平成14年にはショッピングセンターの警備員をしており駐車場警備を担当しています。この駐車場にたくさんとまっている自動車までは当時のものをあつめきれてません。惜しい!

来年には『64(ロクヨン)』映画版も公開されますが、予算が多い映画なら駐車場の自動車も集められるんでしょうか?
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