藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

「結婚」はアリか?ナシか?その決め手は?(2ページ目)

ジューンブライド目前。「結婚」について、「どうしたらいいでしょう?」とご相談を受けることもあるので、「結婚」と「恋愛」の違いや、よく言われる「メリット・デメリット説」について、お話ししたいと思います。

執筆者:藤嶋 ひじり

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血の繋がり以上の関係を築ける可能性も

夫婦で支え合う喜びや悲しみは、目には見えないもの。体験しなければ、イメージしにくいものです。実際、私もこの歳になって、二度目の結婚で、やっと「心から信頼できるパートナー」と支え合う喜びを知りました。喜びだけじゃなく煩わしさも苦しみありますが、それでも実の親よりも共感できる最強のパートナーがいる充実感はこれまでに味わったことのないものです。相手をちゃんと選び、二人で育めるなら、そういう関係を築ける可能性もあるのだと体感しました。

・支え合う喜び
・家族の成長を感じる喜び
・自分自身の心の成長を感じる喜び


このことに魅力を感じられるか。そこに好奇心や願望を感じられるのなら、「結婚」もアリではないかと思います。そこから得られたことは仕事の幅を広げるはずですし、その人をさらに魅力的にしてくれるはずです。

「心の成長」には「悩み」や「葛藤」がつきものであることもお忘れなく。「自分ひとりだけで完璧な存在である(ありたい)」と思い込んだ瞬間から、人は「成長」を放棄してしまっているようなものです。でも、「まだまだ成長したい」「新しい自分に出会いたい」と思えるのなら、きっと「結婚」しても、山あり谷ありの二人の道を楽しめるはずです。


「結婚」と「恋愛」は違うもの?

笑顔で寝転ぶ仲良しカップル

喜びをシェアすることも、ぶつかり合い傷つけ合うことも、二人の絆を深めていくには必要なのかも

それぞれが持つ「恋愛観」と「経験」に大きな個人差があるため、結婚と恋愛は別物だとは言い切れないと思います。

嵐のように激しく心を奪われ振り回されてしまうような恋愛もあれば、穏やかで胸がキュンとするような温かくて切ない恋愛もあります。「どちらが本当か?」と聞かれると、どちらも本当だと思うのです。

もし、後者の「穏やかで胸がキュンとするような恋愛」や「親友のような関係」が好みなら、その方にとって「恋愛」と「結婚」はかなり近いものだと考えられます。「いつも自分のことだけを見ていて欲しい」と考える女性的な方にとっては、「結婚」と「恋愛」はまったく別物と感じるかもしれません。

「どれが本物?」「どれが恋愛(結婚)?」という問いは愚問だと思います。恋愛もいろいろ、結婚もいろいろです。極論を言えば、二人が納得していて、悲しませる人(子どもなど)がいないのなら、仮にダブル不倫をしている夫婦でも、本人たちが幸せならそれはひとつの形だと言えるのかもしれません(筆者は基本は不倫反対派ですが)。

「恋愛」と「結婚」の大きな違いは、「責任」「目標」「生きる力」などが大きく関係してくること。特に、「責任」と「目標」については、何度も話し合い、確認し合う必要があります。そして、好みや志向にズレが生じてくると、寄り添っていくのは困難になるかもしれません。

次回は、結婚の決め手となる5つのチェックポイントについてお話しします。
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