しかし、この土地は地盤が悪かったので杭状の地盤改良が必要でしたが、前面道路が狭く重機の搬入も困難。上棟時に「今までに一番苦労した現場」と工務店が言うほどの難工事だったのです。
白い三角の家
1. 北側から立ち上がる斜線が、そのまま片流れの屋根に現れている。写真:中村絵 |
2. 南東側から見た外観。屋根の窪んでいるところはルーフテラス。 |
3. ガレージの天井高は1段低いところで1.9m。玄関脇には間接照明を設置した収納もある。 |
最寄りの駅から徒歩10分。車が1台やっと通り抜けられる路地に面して、小さな住宅が並ぶ一画に、南北を隣家に挟まれるようにしてAさんの白い家が建っています。正面は屋根が直角二等辺三角形を立てたように、北側が片流れになっています。
1階は車が1台入るガレージで、その隣はベイマツが張られた壁と材を揃えた玄関になっています。
◆建築データと建築家プロフィール