ランサムウェアに感染するとどうなる?
“ランサムウェア”は、データをロックして人質にしてしまう
このようにデータを人質に取り、さらにはロックを解除するための身代金を要求するというとても凶悪なウイルスです。
身代金は日本円にすれば多くても数万円くらいがほとんどで、金額だけ見れば「払ってもいいかな……」と思えるかもしれません。ところが、ビットコインといった仮想通貨での支払いが主だったりするので支払うための敷居は高く、また身代金を支払ってもロックが解除されるかどうかは運しだいというメチャクチャな話だったりもします。ちなみに、このデータのロックは暗号化の技術を悪用しています。そのため、このロックを解除する裏ワザはありません。
つまり、ロックされてしまったデータは身代金を払わない限り解除することがほぼ不可能。そうなると重要なのは、対処よりもいかに“予防”するかという点です。
今回は、このランサムウェアの予防法をレポートします。
どのようにして感染するの?
もっとも多い感染経路は、迷惑メールの添付ファイルをついうっかり間違えて開いてしまったというもの。次に多いのは、海外の広告が原因で遭遇したというケース。フリーソフトをインストールすると、海外の広告を表示するソフトも抱き合わせで入ってくることがあります。その広告からウイルスサイトへ誘導されてしまうこともあります。
ちなみに、スマホの場合はアプリに見せかけて実はウイルスだった、というケースがほとんど。たとえば「動画プレイヤーのアプリかと思ったら、実はウイルスだった」みたいな。フリーソフト、アプリをダウンロードする時は十分注意したいところです。
その他、インターネット閲覧中に突然感染したケースや、SNSのリンクから感染したなんてケースもチラホラと聞きます。
パソコンやスマホを何気なく使っていて遭遇しそうな身近なトラブルに感じますが、ウイルス対策ソフトで駆除できるのでしょうか?