- 明日の用意を1セットにできるコーナーづくり
- スケジュール管理を習慣づけるインテリアアクセサリー
- 調べ学習を習慣づけるコーナーづくり
明日の用意を1セットにできるコーナーづくり
「明日の準備が1人でできる」習慣をつける事は非常に重要なポイントです。時間割を見て必要な道具や提出物を揃えられるような環境があれば喜んで自分で揃えるようになります。ランドセルだけでなく、様々な持ち物のある学校生活。子どもの背丈にあったサイズで、インテリアのテイストにあったものを選びましょう。ここでは、3つのアイテムをご紹介します。
●自立式のハンガーラック
木製で折りたたみもできるタイプは、ナチュラルなインテリアに無理なくあいます。アクセントカラーにもなるスチール製のものは、ランドセルの入る大きさの籠とセットにして設置してあげると、きちんと元に戻す習慣付けができます。S字フックを利用すればたくさん引っ掛けることが可能なのも魅力です。
リビングにも置けそうな木製のナチュラルなハンガー/写真提供:pienikoti
今年のファッショントレンドカラーでもある元気なイエローはさし色にも効果的/写真提供:pienikoti
●名作デザインのフック
優れたデザインのフックは壁を効果的に飾れますし、床を広く使えて便利です。イームズハングイットオールは、楽しく心を浮き立たせる、実用的な芸術作品です。フックに明日の鞄と洋服をかけ、ベビーチェアにランドセルを置けば「子どもがいる家庭ならでは」の微笑ましい日常の風景を作ることができます。
名作家具を子どもの頃から一生使うという選択/写真提供:ハーマンミラー
フックを取り付ける壁を、もう一手間かけてペイントすると「フォーカルポイント」(視線の集まる、インテリアの見せ場)を作る事ができて、さらにインテリアの完成度が上がります。みんなで塗りたくなった場合は、以前書いた記事「壁は白じゃなくてもいいのかもーセルフペイント1」をご参照ください。
壁紙の上から塗れるペイントなら、半日でインテリアに「見せ場」を作る事ができます
●ベビーチェア
愛着のある家具の使い方を変える事で、長く使うことができます。「子どもが生まれたら見直したいリビングのインテリア」でもご紹介したキッズチェア。曲げ木の美しいラインと、軽さと、スタッキングもできるこの椅子は、成長した後はランドセル置きとしても安定してお使い頂けます。
ベビーチェアはランドセル置きとして丁度いい大きさ/写真提供:天童木工
スケジュール管理を習慣づけるインテリアアクセサリー
自分で自分の予定を立てる事ができること、達成までに長くかかる目標までの段取りをして落ち着いて取り組むこと、想定外のことがあっても(風邪を引いたり、寝坊したり)最終的につじつまを合わせること。そのような自律を促すには、子どものうちにスケジュール管理を習慣づけることが大切です。細かく叱るのではなく、段取りの時にはじっくり付き合い、日常的に声がけをしてあげる事で、家族の笑顔が増える、その手助けをしてくれるインテリアアクセサリーをご紹介します。
●色の効果で時間の段取りがうまくなるアナログ時計
アナログ時計の持つ「円グラフ」の特徴を活かしながら、1時間を大らかに4分割することで時間と自分のできる事の関係を見極めて、段取りする習慣付けを促す事を意図して作られた時計。生活空間における〈壁を飾るインテリアアイテムとしての時計〉にふさわしい美しい色使いもポイントです。
男の子にも女の子にも人気のある水色をインテリアのさし色にもってくる/写真提供:タカタレムノス
“子どもが、自分の予定を自分で書き込むこと”ができる大きめのスケジュール帳を置いておくことは非常に有効です。閉じたときのデザインがシンプルで、開いた時に1ヶ月を目視できる書き込むマスが大きめの物をお勧めします。4月始まりのものであれば、新年度のタイミングに新たな気持ちで取り組む事ができます。
子どもですから、日頃はスカスカでも構いません。効力を発揮するのは、夏休み等のまとまった宿題が出たときです。1日毎に取り組む内容を子どもと一緒に記載することで、親は細かく叱る回数を減らす事ができ、子どもは予定を終わらせたら安心して遊ぶことができます。
調べ学習を習慣づけるコーナーづくり
調べ学習には図鑑や新聞、様々な色のペン、はさみ等のアナログなものが必要になります。それらのものを、子ども一人で出し入れできる高さに置いてあげる事が重要です。床でそのまま読んでもいいように、居心地のいいラグをひいてあげるか、床に近い高さで寛げる大型のクッションやスツールがあると、居心地のいい集中できる環境を作ってあげる事ができます。床に近い高さは子どもだけでなく、大人も落ち着いて集中できます
家族で使えるPCやタブレットを置く場合は、リビングやダイニングで使う約束をしておくと、ネット特有の脇道にそれてしまうことを防ぎながら調べることに集中する緊張感が保てます。調べた内容をさっとノートに書けるように、ノートを置くサイドテーブルを用意しておく事をお勧めします。以前書いた記事「恋に効くソファとサイドテーブルの選び方」をご参照ください。
または、少し変わったデザインにはなりますが「あぐらが絵になる」スツールもおすすめです。大きくあいた口の中に道具をしまっておく事もできます。
大きく開いた中に、メモ帳等をしまっておけるユーモラスながら機能的なデザイン/写真提供:イデー
調べ学習に適していてコンパクトなデスクコーナーを作りたい場合は、「奥行きよりも横に広い」カタチを意識しましょう。市販のキャビネットに、厚さ30mm程度の板をホームセンターで切ってもらい載せるのもおすすめです。その際は、天板とキャビネットの間にジェル状のパッドを敷くと安定します。
BISLEYはカラー展開も楽しく、インダストリアルな雰囲気が魅力
いかがでしたか?次のページに、記事内に出て来たデータをまとめておきます。