リボ払いはマイナスのレバレッジ

多くの人にとってポピュラーな武器はクレジットカードです。カードで支払うと、実際に自分の口座から引き落とされるのは翌月ですから、金利ゼロで1ヶ月間お金が借りられ、しかもポイントまでつく。わかりきっていることですが、改めてこのカラクリを確認すると、カード払いをしない手はない、と感じます。

お金を借りるってどういうこと?

お金を借りるってどういうこと?


しかしこれも、使い方を間違えると諸刃の剣になります。お金を払っているという実感がないために、使い過ぎてしまう、ということがあるからです。

あるいは、返済をラクにするために、リボ払いにしてしまうことがあります。このリボ払いは厳禁です。なぜなら、投資の世界でよく言われる、「複利効果」の逆バージョンになるからです。

お金を出している貸し手(消費者金融やカード会社)にとって複利効果が働く、ということは、返済する借り手にとっても、複利の効果で借金がどんどん増えていくのです。

上限金利の規制が敷かれる以前、消費者金融各社の業績が絶好調だったのを覚えているでしょうか。なぜ彼らが儲かっているかというと、儲けの源泉である金利収入が増えたからです。

物事には両面がある、というセオリーで考えると、裏側にはそれだけ金利を払っている顧客がいるわけで、言い方を換えると、「むしりとられている」人が多いということです。

お金持ちはなぜベンツをローンで買うのか

「お金持ちはベンツをローンで買う」という話を聞いたことがあります。お金持ちは全額自己資金でベンツを買うのではなく、金利を払ってでも自動車ローンを組むそうです。

なぜかというと、彼らは自分のお金を年利15%以上で運用できるので、資金を自動車に振り向けるよりも、運用に向けたほうが効率的だからです。

消費者金融の金利10%を払っている人が、それを上回る利ざやを稼ぎ出せるのなら、資金効率を高める賢い方法ということになります。しかし実際にはそうではないケースが多いために、多重債務やカード破産が増えているのでしょう。

つまり、上手なお金の借り方ができる人が、お金という道具を最大限に活用することができるのです。
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