Mac OSの使い方/Macでの各種設定のトラブル

Macに乗り換えたWinユーザーがつまずきやすいポイント(3ページ目)

「もうWIndowsはいやだ…」そんなときはMacに乗り換えてみましょう。基本的な使い方ではWindowsとそれほど違いはありません。ちょっとしたポイントを押さえれば、Macはすぐにマスターできます。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

記号類の入力と単語登録

Macでは「英数」の入力モードでoptionキーを押しながら、キーボード上の'8'を押すと、半角の「・」が入力できます。これは、Macならではのスペシャルな記号入力方法。基本は、日本語入力メニューで「文字パレットを表示」を選んで、文字パレットから記号を探して入力します。
文字パレットではユニコードを番号で探すのはもちろん。異体字など異なる字形を呼び出すことができます(クリックで拡大)

文字パレットではユニコードを番号で探すのはもちろん。異体字など異なる字形を呼び出すことができます(クリックで拡大)

頻繁に使う記号は、ことえりの単語登録機能を使いましょう。日本語入力メニューの「単語登録/辞書編集…」を表示して使用します。先ほどの記号なら「・」の変換候補として呼び出してもよいでしょう。
※ことえり環境設定を開き、単語登録した「ユーザ辞書」を開いておかないと変換候補には出てこないので注意

登録した単語を変換候補として呼び出すには、ことえり環境設定を開き、辞書の画面で「ユーザ辞書」を開いておかないといけません。ちなみに単語登録はshift+control+nキーで素早く呼び出せるので覚えておきましょう(クリックで拡大)


付録)修飾キーの組み合わせで入力できる記号一覧(一部)
いくつか重複がありますが、同じ形でも微妙に違うものもあります。よく使う記号のキーボードショートカットを覚えておくと便利です(クリックで拡大)

いくつか重複がありますが、同じ形でも微妙に違うものもあります。よく使う記号のキーボードショートカットを覚えておくと便利です(クリックで拡大)


ウインドウサイズを最大にしたい!

Macのウインドウには左上に3つのボタンがあり、それぞれ左から「閉じる」「最小化」「拡大/縮小」という機能があります。Windowsのように画面いっぱいにして固定する「最大化」という機能がありませんが、緑のボタン「拡大/縮小」を何度かクリックすることで、ウインドウの大きさを大きくしたり小さくしたりできます。さらに微調整したい場合は右下のサイズボックスをマウスでドラッグします。
ウインドウ操作に慣れることもMacを使いこなすためには必要です(クリックで拡大)

ウインドウ操作に慣れることもMacを使いこなすためには必要です(クリックで拡大)


さらにMacならではの操作としては、以下のようなものがあります。
  • optionキーを押しながら「閉じる」「最小化」「拡大/縮小」のボタンをクリックすると、そのアプリケーションで開いているウインドウすべてが同時に変化する
  • 背面のウインドウの「閉じる」「最小化」をクリックすると背面のまま機能する
  • command キーを押しながら一連の操作をすることで、背面のウインドウを移動させたり、「拡大/縮小」をクリックしたり、サイズボックスをドラッグすることができる。場合によってはスクロールやテキストを選択してドラッグすることまで可能
  • command キーを押しながら、ウインドウタイトルをクリックすると、開いている書類のフォルダ階層がわかる
このように、Macでは複数のウインドウを同時に使うような操作を重視した作りになっています。1つのウインドウの作業に集中したい場合は、アプリケーションのメニューにある「ほかを隠す」を実行してみてください。最前面のアプリケーション以外のウインドウが一瞬で非表示になります。

少しの理解で世界が広がるMac

こういったMacならではの特徴をある程度理解すれば、後はいろんな操作で応用できます。共通する操作が多いのもMacの大きな特徴ですから、使えば使うほど理解は深まり、より楽しく自由に使いこなせるようになるでしょう。
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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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