表門から迫力満点の国宝・瑞龍寺
瑞龍寺とは1997年に富山県内で初めて国宝に選ばれた禅宗のお寺になります。禅宗とは仏教の一派で、座禅を重んじる宗派です。
もともと瑞龍寺のある高岡という町は、加賀藩の2代藩主、前田利長(としなが)が荒野に高岡城を作り、その周辺に職人や民衆を集めて城下町を作ったという歴史があります。
その利長の死後、加賀藩の3代藩主であり弟の前田利常(としつね)が兄を弔うために、瑞龍寺の造営を始めさせました。1663年には約20年の歳月を費やして、表門である総門、山門、(仏や菩薩の像を安置する)仏殿、さらに住職が講演をする法堂(はっとう)が一直線に並ぶ禅宗寺院が完成します。
以上のような歴史を持つ瑞龍寺の仏殿や法堂(はっとう)、山門は、1997年に富山県で初めて国宝に認定されました。総門、禅堂、高廊下、回廊は重要文化財に指定されています。
そもそも国宝とは、重要文化財の中でも特に優れた価値を持つ建築や彫刻、工芸品などを意味します。さすがに国宝指定の山門や仏殿、法堂は、見る者を圧倒してくる迫力があります。ぜひとも足を運んで、直接自分の目で見上げてみてください。
○瑞龍寺(ずいりゅうじ)
拝観時間:9時~16時30分(※冬季は16時)
休日:無休
料金:大人500円、中・高生200円、小学生100円(※30名以上の団体割引あり)
住 所:富山県高岡市関本町35
電 話:0766-22-0179
アクセス:北陸新幹線「新高岡駅」から徒歩15分(※ロータリーのバス1番乗場から瑞龍寺行きのバスあり)、あいの風とやま鉄道「高岡駅」から徒歩10分(※高岡駅南口(瑞龍寺口)から無料シャトルバスが運行)、高岡ICから車で10分
駐車場:1,000台分
公式ホームページ
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