CG・画像加工/おすすめ画像編集・加工ソフトレビュー

Lightroom CCと6の実用的な新機能レビュー

写真管理・現像・活用の人気ソフト「Lightroom」が2年ぶりにバージョンアップして「Lightroom CC」および「Lightroom 6」に。写真の撮影・読み込みから仕上げまでを快適に操作する実用的な新機能をピックアップします。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド

Lightroom CCとLightroom 6の違いとは?

写真の管理・現像・編集・活用の機能を1つにまとめた人気のソフト「Adobe Photoshop Lightroom(アドビ・フォトショップ・ライトルーム、以下Lightroom)」が、今回のバージョンアップにより「Lightroom CC」と、「Lightroom 6」になりました。
Lightroom CCの現像モジュール画面

Lightroom CCの現像モジュール画面


「Lightroom CC」と、「Lightroom 6」は、いずれも提供方法が異なりますが、どちらも同じ機能をもつ最新版のLightroomです。

「Lightroom CC」はサブクリプションタイプの製品です。期間契約(ライセンスの購入)によって、インターネットからダウンロードしてインストール、使用します。
2015年4月22日現在、「Creative Cloudフォトプラン」の年間契約において、月額980円で最新版のPhotoshopと合わせて利用できます。Creative Cloudの製品がすべて使えるコンプリートプランや学生・教員個人版等でもLightroomは使用できますが、プランによってライセンス費用、月額料金が異なります。

これに対し「Lightroom 6」は、従来のような製品(パッケージ)を購入するタイプの製品で、店頭などで製品購入後、インストールをして使用します。
製品版は16000円、アップブレード版は9600円(Adobe.comのみ販売)です。

Lightroom CCのメリットは、ライセンスを購入している期間中、ずっと最新版へのバージョンアップが行えることです。サブスクリプションのライセンスがあれば、追加費用を必要とすることなく、最新バージョンのLightroomを使うことができます。

デメリットは、支払いをやめてサブスクリプションのライセンスが切れた場合、Lightroomの一部の機能しか使えなくなってしまうことです。

これに対し、製品(パッケージ)版のLightroom 6は、買い切りタイプですので、一度購入すればずっと使い続けることができます。

しかしながら今後Lightroomの最新版が発売された場合には、新たに最新版のLightroomを、(バージョンアップ版などで)別途購入する必要があります。

常に最新版のLightroomが必要で、今後ずっと使い続ける場合、また、PhotoshopやほかのAdobe製品と連携して使いたいという場合は、サブスクリプション版のLightroom CCを。旧バージョンのPhotoshopはすでに持っているし、Lightroomのバージョンアップは毎回行わなくても良いという場合は、パッケージ版のLightroom 6を選ぶと良いでしょう。

>>次のページではLightroomはどんなソフトかを説明

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