市ヶ谷駅から徒歩3分、スペインの海の家・屋台がコンセプトのバル「エル チリンギート」
靖国通り沿い、交差点を渡ったところに佇む可愛らしい外観。窓際にはワインボトルがずらりと並べられ、店名の「el chiringuito(エル チリンギート)」の横には串焼きモチーフのロゴが。スペイン語で「海の家・屋台」を意味する「エル チリンギート」。スペイン南部の海岸にある海の家のように、本格的なお料理を気軽に食べていただこうというコンセプトのお店です。名物はイワシ料理。イワシと聞くとちょっと地味なイメージがありますが、鮮度にも調理法にもこだわると「イワシってこんなに美味しかったんだ!」と、行くたびに感動させられます。
9席あるカウンター席では、名物の串焼き調理を目の前で見られ、待ち時間も退屈しません。店内にはおひとり様の利用も多く、仕事帰りに「ちょっと一杯」とフラリと立ち寄るのにピッタリ。そしていつの間にか、お隣さん同士のコミュニケーションも生まれそうな雰囲気です。
奥にはゆっくり落ち着けるテーブル席があり、2名~12名まで利用できます。みんなでワイワイ飲みたい時にはこちらで。
ドリンクリストは、ワインはもちろん、スペインビール、カクテル、シェリーも充実のラインナップ。お魚やシーフード料理には白ワインという印象もありますが、こちらのイワシ料理にあうお酒は?「白ワインは合わせる料理を選ぶケースもあります。いろんな料理と幅広く合わせたいなら、Cavaやシェリーがオススメ」とのこと。参考にしたいですね。
オーナーシェフの新倉孝之輔(にいくら こうのすけ)さん。スペインのトレモリノス(アンダルシア地方のビーチリゾート)、銀座「エルセルド」、神楽坂「エルプルポ」でシェフを務めた後、2014年4月30日に「エル チリンギート」をオープン。
店名の由来は、新倉さんがスペインのマラガで「イワシの串焼き」を食べて、素材の持ち味を生かした調理法と香ばしさに衝撃を受けた体験から。厨房でモクモクと調理していることの多いシェフですが、声をかければ、ハニカミながら丁寧に応じてくれます。
次ページでは注目の絶品イワシ料理をご紹介します。