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2015年4月のオススメ展覧会・美術展(4ページ目)

国立新美術館(六本木)のマグリット展、ブリヂストン美術館(東京)のベスト・オブ・ザ・ベスト、サントリー美術館(六本木)の生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村 、東京都現代美術館 (清澄白河)の山口小夜子 未来を着る人、神奈川県立近代美術館 鎌倉(鎌倉市)の鎌倉からはじまった。1951-2016を紹介します

浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド

世界を魅了したモデルは現在進行形
東京都現代美術館 (清澄白河):山口小夜子 未来を着る人

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「資生堂 舞」 ポスター 撮影:横須賀功光 AD:中村誠 1978年

切れ長の目、黒髪のおかっぱ姿で一世を風靡したアジア人初のトップモデル、山口小夜子。1970年代のデビューから2007年に亡くなるまでのあいだ、世界中のクリエイター、アーティストたちの意欲を掻き立てるミューズとして活躍してきました。また、一方で晩年の小夜子は若いクリエイターたちとジャンルを越えてともに創造活動を行ってきました。


この展覧会は、多くの人々の創造の源泉となり、なおかつ自らも創造を行ってきた山口小夜子の活動を多角的に見つめる展覧会。横須賀功光や横木安良夫など、被写体として存在感を放ち、三宅一生や山本寛斎の服をまとい観衆を強く惹きつける小夜子。そんなモデルとしての姿はもちろんのこと、クリエイターとしての彼女についても丁寧に検証していきます。

撮影:横木安良夫undefined1977年

撮影:横木安良夫 1977年

また、生前彼女と活動をともにしていたクリエイターたちによる、新作のインスタレーションをも展示。いまもそこに彼女がいて、ともに創りあげたかのように感じられる作品たちが並びます。単に偲ぶのではない、未来をも感じることができる、非常に意欲的な展覧会です。


■展覧会DATA
展覧会名称:山口小夜子 未来を着る人
会場:東京都現代美術館 企画展示室B2F
会期:4月11日(土) ~ 6月28日(日)
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
※5月4日は開館、5月7日休館
Web: http://www.mot-art-museum.jp/


次のページでは 神奈川県立近代美術館 鎌倉(鎌倉市):鎌倉からはじまった。1951-2016を紹介します。

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