「同潤会」は1926年(大正15年)の『中之郷アパートメント』にはじまり、1934年(昭和9年)の『江戸川アパートメント』まで都内に16ヶ所に建てられました。
今回の展示では、これらがどのようなテーマで何を目指して建設されたのかを、開発の歴史とともに当時の図面・模型・写真・映像や残された実物のパーツによって、分かりやすく紹介しています。
また、当時の様子を疑似体験できる、室内を原寸で再現したコーナーも必見です。是非この機会にご覧下さい。
「同潤会16の試み―近代日本の新しい住まいへの模索―」
会期:2015年3月20日[金]~5月21日[木]入場無料
開館時間:10:00~18:00(最終日は17:00)土・日・祝休廊
会場:GALLERY A4(ギャラリーエークワッド)
企画/主催:公益財団法人ギャラリーエークワッド
住所:東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1階
協力:独立行政法人都市再生機構 株式会社日東設計事務所
旧同潤会江古田分譲住宅佐々木邸保存会
お問合せ:GALLERY A4 TEL.03-6660-6011 URL http://www.a-quad.jp/
ケヤキの街路樹と並行する表参道の『青山アパートメント』。撮影:兼平雄樹
清砂通りと三ツ目通りに沿った住棟の1階に、店舗併用住宅のあった『清砂通りアパートメント』。撮影:兼平雄樹
練馬区江古田の郊外型木造分譲住宅『佐々木邸』の縁側と居間。撮影:古川泰造
会場入口。正面の赤い壁のタイトルの下には『江戸川アパートメント』の居住者の集合室名板が掛かっている。
導入部の「同潤会16のアパートメント」の年表。幅8mのパネルに記された詳細な内容が圧巻。
「同潤会16のアパートメント」の200分の1の模型と竣工時の写真。
『代官山アパートメント』の室内を原寸で再現したコーナー。現在でも通用するモダンなインテリアだった。
竣工時の写真と間取り図のパネル。
『清砂通りアパートメント』の外壁のオーナメントと、住人が協力し合って冠婚葬祭を行った結婚式の様子。
扉や階段の手摺やランプなど、往時を偲ばせるアパートメントの様々なパーツの実物が数多く展示されている。