4月26日(日)スタート
『天皇の料理番』
TBS系日曜21:00~原作:杉森久英
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗、岡本伸吾、中前勇児、山室大輔
プロデュース:石丸彰彦
主題歌:さだまさし「夢見る人」
出演:佐藤健、黒木華、桐谷健太、柄本佑、高岡早紀、佐藤蛾次郎、芦名星、森岡龍、石橋杏奈、坪倉由幸、西沢仁太、黒田大輔、大西武志、渡邉衛、大熊ひろたか、城戸裕次、鈴木亮平、武田鉄矢、伊藤英明、麻生祐未、加藤雅也、日野陽仁、大島さと子、美保純、杉本哲太、小林薫
「明治37年、何をやっても長続きしなかった秋山篤蔵(佐藤)はカツレツを食べた衝撃から福井から上京し料理人を目指す。多くの試練を乗り越え、フランスにまで修行に行き、26才の若さで宮内省厨司長・天皇の料理番になるまでに成長する姿を描く。」
実在の秋山徳蔵氏の人生を描いた原作。TBSは80~81年に堺正章主演の連ドラ、93年に高嶋政伸主演のスペシャルと過去二回ドラマ化。特に堺正章版は放送は日曜20時と当時全盛の大河ドラマの裏。さらに80年の大河ドラマは山田太一脚本『獅子の時代』、81年は橋田壽賀子脚本『おんな太閤記』。この二作を向こうに回してヒットした料理ドラマの草分け的な名作です。今回は『JIN-仁-』『とんび』のスタッフが担当。また明治後期~昭和が舞台なのは最近の朝ドラのヒットパターン。堺正章版に負けない内容が期待できます。
4月30日(木)スタート
『京都人情捜査ファイル』
テレビ朝日系木曜20:00~4/25(土)21:00~ 土曜ワイド劇場で2時間スペシャルを放送
脚本:吉本昌弘、李正姫ほか
監督:兼崎涼介ほか
プロデューサー:池田邦晃、塚田英明
ゼネラルプロデューサー:黒田徹也
主題歌:山下達郎「マイ・ガーディアン・エンジェル」
出演:高橋克典、松下由樹、尾美としのり、高部あい、鈴木貴之、渡辺邦斗、石丸謙二郎、松平健
「京都府警捜査一課の優秀な刑事だった戸隠鉄也(高橋)には、自身の家族が被害者になった過去があった。犯罪被害者支援室班長となった戸隠は『被害者や家族が最も知りたいのは事件の真相だ』との信念のもと非公式の独自捜査を行い、事件を早期解決に導く。」
この木曜ミステリー枠を支えているのは現状『科捜研の女』。『おみやさん』は2012年、『京都地検の女』は2013年を最後にその後は放送されていません。新しい作品もなかなか育たず、昨年はタイムスリップ時代劇『信長のシェフ』も放送されたけど路線変更もうまくいかず。同じく刑事・警察ドラマ枠だったTBS系月曜20時も終わるなど20時台のドラマ枠は苦しい状況です。高橋克典、松平健、松下由樹が中心となかなかのメンバーを揃え、シリーズ化に持ち込むことはできるでしょうか。
終盤戦まとめ
このグループは刑事・事件ものがメイン。そんな中で、料理ドラマの『天皇の料理番』が本命。木村拓哉主演『アイムホーム』と堺雅人主演『Dr.倫太郎』がかなり攻めてきそうなので、両方とももたつく場合は春ドラマのトップもありえます。内容面では『64(ロクヨン)』に期待。『あまちゃん』があったから実現したピエール瀧主演にも注目です。