子供にはこまめな水分補給を!子供に飲ませる水の選び方

子供に飲ませたい水

子供に飲ませたい水

子供の身体は脱水しやすいので、とにかくこまめに水を摂取することが大事だと説いてきましたが、もう少し掘り下げて、具体的に子供に飲ませる水を選択する際のポイントについてご紹介いたします。 大人が飲む場合と同様、子供に水を飲ませる場合も、水を選ぶ際にまず気になるのは、
  • どのような場所で採水された水なのか、採水地の水質管理はどのようにされているのか(水の安全性)
  • 水に溶け込んでいる成分はどのようなものなのか(ミネラルなどの含有成分)
という点ではないかと思います。

水と一口にいっても、飲み水の対象としては、水道水、水道水を浄水器に通した水、井戸水、ウォーターサーバーの水、市販のミネラルウォーターなどがあります。

まず大前提として、不純物や有害物質の有無は一番気になるところです。できるだけ、そういったものが含まれない水を選びたいというのが親心かと思いますが、だからと言って、すべてのミネラルや不純物をろ過して取り除いたRO水(アールオー水)や純水でなくてはならないというわけではありません。必ずしもそういう水が身体にいいとは言えないからです。

ウォーターサーバーで使われている水は、天然水、RO水などの水、RO水にミネラルを添加されている水など様々です。水源地周辺の環境保護や水質管理が徹底されている天然水であれば、それが一番だと個人的には思っています。

もしそういった天然水が身近にない、もしくは経済的理由で手に入らない場合は、水道水でもいいですし、塩素などの物質が気になる場合は、浄水器を使うといいと思います。

では、水質が安定していて水質管理が徹底されている天然水は、どうやって選べばいいのでしょうか。
   

天然水の「水源地管理」について知る方法は?

子供に飲ませる水がどういう水かを知るためにはラベルに書かれた成分だけではなく、具体的にどういった管理や製造処理がされているかを知る必要があります。
可能であれば水源地についても調べてみよう

可能であれば水源地についても調べてみよう

国内の場合は水源地がある住所などで、ある程度は水源地の周辺がどういった環境かを調べられると思います。また、水を製造もしくは販売しているメーカーに、直接どういった環境か(周辺に工場やゴルフ場はないか、人の立ち入りなどはあるかなど)、地域やメーカーで水源地保護の活動はされているのか、水に対しては水質検査がどれぐらいの頻度でどういった項目でされているのか、などを問い合わせてみるといいと思います。
 

海外の水はどう選んだらいい?

自分で調べることが難しい場合は、ヨーロッパの基準で「ナチュラルミネラルウォーター」と認められているものを選べば、水源地やその周辺の環境保護が義務づけられており、水質に関しても厳しい基準が設けられていますので、安心だと思います。

ただし、ヨーロッパでは基本的に水は「生もの」と考えられています。そのため加熱殺菌は禁じられていますし、それ以外の方法での殺菌も必要最小限しかされていません。そのため、日本の加熱殺菌処理がされたミネラルウォーターのように、菌がないというわけではありません。よくネットなどで、ヨーロッパ産のナチュラルミネラルウォーターについて菌の検査などを独自に行った場合に、菌が多いとして紹介されているのはそのためです。

ヨーロッパ産の「ナチュラルミネラルウォーター」を選ぶのであれば、日本の基準とは違う、「水」に対する考え方を理解する必要があるでしょう。ヨーロッパ産のナチュラルミネラルウォーターで有名なものは、ボルビックやエビアン、ヴィッテル、ゲロルシュタイナー、ペリエ、コントレックスなどです。

また、ヨーロッパ以外の国で採水されているものでも、水源地やその周辺の環境が保全されている水であれば、安心だと思います。たとえば、アメリカにはヨーロッパほど環境に対する厳しい基準はありませんが、日本でもよく知られているクリスタルガイザーに関しては、約8500平方メートル(広島県ぐらいの大きさ)という広大な自然公園の中で採水されているので、周りの環境という意味では申し分ないと思います。
 

水にはミネラルやマグネシウムなどが含まれている

不純物や有害物質といったものを別にして、水に含まれる成分として皆さんが思い浮かべるのは、「ミネラル」だと思います。水に含まれるミネラルの代表的なものは、カルシウムとマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどです。

RO水や純水には、ミネラルは含まれていません。そのために、他の物を溶かし込む力が非常に大きく、ミルクを溶かしたり、お料理に使ったり、顏や髪を洗ったり、洗濯するにはとても適しています。
水に含まれるミネラルとは

水に含まれるミネラルとは

また、水道水にもミネラルは含まれています。浄水器を通したとしても、特殊なものを除いて、原水である水道水に含まれるミネラルまでは通常は除去しませんので、ミネラルは残っています(日本の水道水の平均的な硬度は60です。地方によって、多少差がありますので、気になる方は各地域の水道局にお問合せください)。
 

子供に硬水を飲ませていいの?

ミネラルウォーターというと「硬度」が話題に上りますが、これはカルシウムとマグネシウムの含まれる量を意味しており、多く含まれる水を硬水と呼びます(詳しくは「ミネラルウォーターの硬度とは?」をご覧ください)。

カルシウムが多くても特に問題はないのですが、マグネシウムには腸に水分を集め、便を緩くする働きがありますので、多く含まれるものですと下痢をしやすくなります。硬水を飲ませる場合には、体調や体質を見ながら、調整する必要があると思います。

便秘しやすい、牛乳を飲まない、乳製品が嫌い、海藻や野菜をあまり食べない、よく動き汗をいっぱいかく、という子供の場合には、少し硬度が高めの水を飲ませてみるのもよいでしょう。

硬度が1000近くあるようなものだと(コントレックス、エパーなど)、飲みにくいと嫌がる子供もいますが、200~400ぐらいでしたら好んで飲む子供も多いようです。硬度200~400の水には、エビアン、ヴィッテルなどが該当します。
 

子供に炭酸水を飲ませてはダメ?

炭酸についても、子供にはダメと思われている人もいるようですが、炭酸水には糖分は一切含まれていないのでカロリーももちろんゼロですし、子供が飲んでも問題はありません。子供が嫌がらなければあげてもいいと思います。

ミネラルウォーターといえばむしろ炭酸水が主流であるドイツなどでは、普段の水分補給として子供にも普通に飲まれています。硬度が高くても炭酸水なら飲みやすいといったメリットもあります。ただ、運動をする前や遊ぶ前はげっぷをしやすいので、運動後、遊びの後にあげるようにするといいでしょう。

また最近は、ミネラルの入っていない純水に炭酸を加えたものも沢山でているので、同時にミネラル補給も考えてあげたいなら、ラベルで確認するとよいでしょう。ゲロルシュタイナーはミネラルも補給するのに最適です。

以前の記事「子供の身体と水について」でも書きましたが、子供の身体にとって、水分補給は欠かせないものであり、なによりもまず「脱水」させないことが重要です。それには、早いうちから水を自分で飲むことを習慣にさせることが大切です。
 

水が嫌いな子供にならないために

子供には安心な水を飲ませたいもの

子供には安心な水を飲ませたいもの

実は私自身、あまり水が美味しくないところに生まれ育ったこともあり、水が嫌いで、水を全然飲まない子供でした。もしかして子供時代の体の不調は水分不足も関係していたのかも……、と今では思っています。

水は一生付き合うものなので、できるだけ小さいうちから山の新鮮で美味しい湧水を飲む機会を作ってあげてください。海外の水を含め、いろんなタイプの水を飲ませてあげたり、一緒に味の違いを楽しんだりして、自分の好きな水を見つけてあげる手助けをしてあげるといいかもしれません。

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