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夏に食べたい!名古屋のご当地・冷やし麺(2ページ目)

暑い夏を乗り切るのにぴったりの冷たい麺類。名古屋ならではのころうどん、海老おろし、そして冷やしカレーうどんに冷やし台湾ラーメン。名古屋色あふれるご当地・冷やし麺を一挙紹介!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

■ 弘庵  (丸の内)

冷たくても香りたつ香露(ころ)うどん
クセのないゴマ油で揚げる天ぷらも名物

弘庵
オフィス街のやや外れにありランチタイムはいつも満席
名古屋では冷たいうどんを「ころうどん」と呼び、夏になると大抵のうどん屋さんでこれを注文することが出来ます。

ころうどんは「香露」とも記し、“冷たくしても香りがする露(つゆ)”が語源だと言われます。ここは、筆者が最近見つけた香露=ころうどんがおいしいお店、「弘庵」(ひろあん)です。



香露
香露550円は一年中食べられるひんやりうどん
ころうどんのキモはダシ。熱ければ、湯気とともに香りが立ち上ってきますが、冷たくしてもなお香りが存在感を発揮するには、ダシに力強さがなければなりません。弘庵では、宗田ガツオを使用。カツオよりも濃厚でコクがあるため、冷たいつゆの中でも風味がしっかりと際立っています。

麺は三重県・大矢知(おおやち)の老舗製麺所の手延べ麺。そうめんに近いほどの細麺で、これが勢いよくずず~っとすすりたい冷たいころにはぴったり。ゴマ、カイワレ、ネギ、ショウガ、天かすというシンプルな薬味も、麺とつゆの相性を楽しむにはちょうどよい、控えめな組み合わせです。

天おろし
名物の天おろし980円も一年中冷たい麺で食べられる
また、天ぷら天ぷらもこの店の自慢のひとつ。クセ、香りがまったくない太白(たいはく)という高級ゴマ油を使い、衣を小さくして素材そのものの魅力を活かした天ぷらは、毎日でも食べ飽きない軽やかさです。

女将さんは、名古屋・鶴舞のそばの名店「春風荘」で修行を積み、天ぷらの揚げ方や各種調味料のセレクトは、素材にとことんこだわる師匠の方針を受け継いでいるそうです。海老天たっぷりの天おろし、海老天とちくわ天が乗った天香露など、天ぷらファンのお客向けのメニューも数々あるので、こちらもオススメです。

■ 弘庵
弘庵
楯さん母子が切り盛りするアットホームな店
住所:名古屋市中区丸の内2-6-12  堀尾ビル1階
TEL:052-202-5670
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00
定休日:日曜・祝日
アクセス:地下鉄丸の内駅より徒歩5分
地図:Yahoo!地図情報


□ 1ページ‥‥海老おろし 「川井屋本店」
□ 3ページ‥‥冷やしころカレーうどん 「吉野屋」
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