車の運転で肩こりになる2つのケース

車を運転して「今日は右側の確認がしずらい」と肩こり悪化を実感する人もいます

車を運転して「今日は右側の確認がしづらい」と肩こり悪化を実感する人もいます

「どんな時に肩こりを感じることがあるか」という質問をすると「車を運転した後に肩こりや背中の張りが気になる」「運転中に肩こりや頭痛が出る時がある」と、車の運転が肩こりのきっかけとなっているかもしれない、という発言をする人がいます。

確かに、マイカー通勤や仕事で車を運転する機会が多いという人は、肩こりを発症する要因が「車の運転」の中に含まれている可能性があります。

そのパターンは大きく二つに分けられます。ひとつ目は、通勤・仕事・プライベートなどで毎日のように運転をする、というケース。ふたつ目は、週末のみ、休日に外出をする時のみに運転するといった、運転の頻度が少ないケースです。


毎日のように車に乗る人のNG行動とは?

あまり体へ意識は向かず、毎日車に乗り込み運転をする、という人が多く見受けられます

あまり体へ意識は向かず、毎日車に乗り込み運転をする、という人が多く見受けられます

毎日同じ時間に車に乗る人、勤務時間内に度々、車の乗り降りをする人は、車の乗り降りをするということに意識も体(動作)も馴染んでいると思います。腰痛など分かりやすい症状がなければ、自身の身体へはそれほど意識が向かず、車のドアを開けてサっと乗り込み、シートベルトをしめて、発進する……と、無意識の流れができあがっている人が多いのではないでしょうか。

本来、運転に適した姿勢というものがあります。車を運転し始めた頃、初めて乗る車に対して、運転しやすいポジションにシートを調整したり、目線の高さを確認したりしませんでしたか? 連日、運転を繰り返すうちに、運転する姿勢やポジションへの意識が薄れてくるケースが多いです。実は、運転や日常生活における筋肉疲労などにより、体に負担の少ない姿勢・運転ポジションは、日によって微妙に違ってくることがあります。昨日は何も感じなかったけれど、今日はハンドルを握る腕がだるい、とか、姿勢が安定しないといったことを経験するかもしれません。

その時々の背中の疲労次第で、肩の位置や目線までもが変化することもあるのです。理想的なのは、毎日、車に乗り込む際に、肩に力の入らず、楽に運転ができる姿勢を保つことができるかどうかを確認することです。面倒に思えるかもしれませんが、実際はとても大切なことなのです。


運転の頻度が少ない人に起こりがちな問題とは?

「車の運転をするとすれば、仕事がお休みの日だけです」という人に多いのは、日頃の疲労がたまったままになっているということです。車の運転は、想像以上に緊張を伴うものです。運転中は目の疲労も生じやすく、また、危険を予測するために精神的な緊張も伴います。

そのため、車の運転をすることで、肩こりや背中の張りが悪化したように感じるケースがあります。疲労が回復しきれていない時、筋肉の緊張が続くような交感神経系の働きが優位になっている場合が多いのですが、この状態の時に運転をすると次のような不調を感じることがあります。

□ 車の運転をすること自体に緊張を感じやすい
□ 目が疲労しやすくなる
□ 首の痛みや頭痛を感じる
□ 運転中にイライラすることも
□ 腰痛や下肢のだるさを感じる


車に乗る度に行うべき4つのポイントとは?

肩こりや疲労を感じていなくても車から降りて少し体を動かし、血流促進を図りましょう

肩こりや疲労を感じていなくても車から降りて少し体を動かし、血流促進を図りましょう

車を運転する際は、思っているよりも緊張を伴うことが多いという認識の元、疲労感が強いと感じる休日・週末は、体を休めることに時間を費やした方が、心身を健康に保つためには良いと思います。そして、運転をする時は、次の3つのポイントを心がけてみましょう。

  1. 車に乗るたびにシートを調節しましょう
    その日の疲労度合いなどコンディションによって、背骨を支える筋肉の緊張が強くなり、昨日とは姿勢に変化が出ている場合があります。楽に運転できるようにシートの位置は度々調整しましょう。姿勢をサポートするクッションなどのグッズを利用すると、筋肉への負担が和らぎ、座り姿勢が楽になる場合があります。
     
  2. 目の休息もしっかりとること
    スマホやパソコン利用の影響もあり、目は、日常生活においても疲労しがちです。この時、自律神経のバランスが崩れているケースが多く、車を運転することにより、さらに目の疲労が強まると、その影響で首こりや肩こりを生じるようになります。目を閉じて目を休める時間をつくりましょう。 ホット缶コーヒーにハンカチを巻いて、まぶたに当て温めたり、水にぬらしたタオルをまぶたに当てて、冷やしたりすることで、結果的にいずれも血流が促進されます。
     
  3. 疲れを感じていなくても休憩をとる
    疲労の感じ方には個人差があります。気を張った状態で運転している場合、その緊張感によって疲労を感じない恐れがあります。車を降りた後にどっと疲れを感じる場合も……。まずは、疲れを感じなくてもまめに休憩をとるようにしましょう。運転により同じ姿勢をとる時間が続くと、肩こりの悪化にもつながりかねません。 
     
  4. イラっとしやすい!? まずは深呼吸!
    日頃、我慢する場面が多い人は、ストレスが溜まり、ちょっとしたことでもイラっとしがちになります。運転中に、他人の運転マナーにイラつくと、自身の運転にも乱れが生じるかもしれません。イライラを感じる前に深呼吸を3回繰り返して、肩の力を抜きましょう。


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