“聞き出し上手”になるためには?
リアクション上手は聞き上手!
(1)話しやすい環境のときに、質問する。
(2)興味を持って(楽しそうに)聞く。
(3)相づちを打つ。
(4)リアクションや合いの手を入れる。
1つずつ解説します。
(1) 話しやすい環境のときに、質問する。
当たり前ですが、「こんな場所でそんな話を振る?」みたいな場面で質問をするのはNGです。さらに、相手がどんなモードなのかも察した方がいいでしょう。
相手がふざけたいときに真面目な話を振ってしまったら、話は噛みあわなくなってしまいますし、真剣に聞かなくてはいけない内容を、軽い雰囲気で聞いてしまったりすると、信頼関係が壊れることもあるので注意しましょう。
(2) 興味を持って(楽しそうに)聞く。
人は相手が楽しそうに話を聞くと、嬉しくなってもっと話してくれます。
聞く側がテンションを上げて楽しそうに聞くようにすると、相手もテンションが上がってきたりします。
コミュニケーションは言葉だけではなく、「思い」のキャッチボールなので、「楽しい」という気持ちを相手に投げるようにすると、場が盛り上がることも多いものですよ。
(3) 相づちを打つ。
これは、本来はテクニックでやるものではありません。(2)の気持ちがあれば、自然と相づちを打つものだからです。
ただ、本人は相づちを打っているようで、首があまり動いていない人も少なくありません。
そういう人は、自分では楽しいという気持ちでいたとしても、相手には「つまらないのかな?」と思われて、場を盛り下げてしまうこともあるのです。
もし普段から、話を聞いているのに、相手から「話を聞いている?」と聞かれる人はその傾向があるので要注意です。
相づちが打てていない人は、ちょっと大げさになってもいいから、「うん、うん」と、頭をちゃんと縦に振るようにしましょう。
(4)リアクションや合いの手を入れる。
これも、(2)の気持ちがあれば、自然と出てくるものですが、人によっては話している相手が不安になるほど、無反応な人もいます。
相手に一方的に話させるのではなく、「大変だったね」とか「それは嬉しいね」など、相手の思いに同調するような合いの手を入れると、時として相手との心の距離が近づきます。
あと、実はリアクション上手な人で多いのは、「笑い上戸」なタイプです。
笑い声は拍手と同じくらい、話し手にとってご褒美になることもあるものです。私自身、笑い上戸の人と会話をすると、ついつい調子に乗って話しすぎてしまうほどです(笑)。
笑顔で楽しそうに、合いの手を入れて、きちんと相手の話を聞くようにしましょうね。
では最後に、“聞き出し上手”以上に進化した、“愛される聞き上手”になる秘訣について紹介します。