興福寺
法相宗の大本山で、南都七大寺の一つにも数えられる「興福寺」。世界遺産にも登録されており、数々の国宝や重要文化財を有することでも有名です。このお寺の見所は、なんといっても高々とそびえる五重塔。青空を背景にした力強い姿も見物ですが、夏の間(2009年は7月18日~9月27日でした)はライトアップされ、たもとにある「猿沢池」からの眺めは最高。また、近鉄奈良駅から東大寺や春日大社に行く途中にあり、奈良公園ともほとんど同化しているので、道すがらに観光できるのも魅力です。
■興福寺
住所:奈良県奈良市登大路町48
TEL:0742-22-7755
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約5分
薬師寺
680年に天武天皇の病気平癒を祈願して発願、やがて718年に平城京付近へ移動され、さらに200年以上の時をかけて東棟、中門と造立された「薬師寺」。国宝の薬師三尊像や、重要文化財である弥勒三尊像、釈迦苦行像、釈迦十大弟子の像、四天王像など、貴重な仏像を観ることができ、全国の仏像ファンから絶大な支持を集めています。また三重塔である東塔、西塔も美しく人気がありますが、東塔は2009年から約10年間解体修理が行われる予定。2010年の春から秋にかけては通常に拝観できるので、東塔・西塔を同時に楽しみたい方はこの期間がチャンスです。
■薬師寺
住所:奈良県奈良市西ノ京町457
TEL:0742-33-6001
アクセス:近鉄西ノ京駅から徒歩約5分
唐招提寺
南都六宗の一つと数えられ、律宗の総本山である「唐招提寺」。来日した鑑真大和上が東大寺で5年を過ごしたのち、759年に戒律を学ぶ人々のための修行の場として唐招提寺の前進である「唐律招提」を開きました。その鑑真大和上の像は国宝とされ、唐招提寺で一般公開されています。また2001年から解体調査を着手していた金堂は、2009年にようやく大方の作業が完了。現在は周囲のフェンスもすべて取り除かれていますので、その荘厳たる姿を望むことができます。
■唐招提寺
住所:奈良県奈良市五条町13-46
TEL:0742-33-7900
アクセス:近鉄西ノ京駅から徒歩約10分