イギリス/イギリスのグルメ・レストラン

ビールは時代遅れ?3分でわかるイギリス最新パブ事情

イギリスと言えばパブ文化。ご当地にはパブ・クローリングという言葉がありますが、これは「パブをハシゴする!」という意味。イギリス人と飲めば3軒、4軒と店を変えて飲み続けることが当たり前です。そんなこともあってか「イギリス人ってビールが大好きなんですよね」とよく聞かれますが、最近では少し事情が異なるようです…。観光の参考に、最新パブ事情をお届けします。

川合 亮平

執筆者:川合 亮平

イギリスガイド

あなたはパブで何を飲みますか?

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イギリスに行ったならパブ体験はマスト!


イギリスでの大きな楽しみの1つは、パブに繰り出して、英国伝統の雰囲気を味わうこと。いや、雰囲気を味わうだけじゃなくて、もちろん飲むこと!(笑)という方も多いのではないでしょうか?ガイドは、イギリスで外せない観光名所の1つはパブだと固く信じて疑いません。

「パブ=ビール」という印象がもしかしたら強いかもしれません。たしかに、イギリスではビールの種類も豊富ですし、さらに最近は小規模製造者によるクラフト・ビール(地ビール)の製造も盛ん。しかしパブで楽しめるイギリスのアルコール飲料は、ビールだけではありません!意外なものが最近、じわじわとパブで提供されはじめています。今回は、ビールだけではないパブで味わえるお酒の最新事情をご紹介します。


変わるイギリス人の趣向

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イギリス人はビールよりもワインを選ぶ傾向に


まず、最近の傾向で意外なこと。実は、イギリス人の趣向がビールよりもワインに変わってきているという興味深い調査結果が出ています。成人の英国国民を対象にした調査によると、パブや自宅で飲むアルコール飲料に関して、彼らの60%以上はワインを選ぶのだそうです。

また、25~34歳の英国人の実に54%の1番好きなアルコール飲料がワインとのこと。近年、ヨーロッパ諸国、特に南欧諸国への英国からの旅行者数が増えており、それらの国々のワイン文化の影響を受けているのが原因とみられています。ちなみに、現在、英国のワイン市場は約3兆円規模だとか。

パブ独特の雰囲気は変わらずとも、近い将来、「英国パブ=ワインで乾杯」というイメージが定着する日がもしかしたら来るかもしれません。

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