深く考えないほうが良いジェスチャー
女性なら、初対面でも頬にキスする挨拶が一般的なブラジル。 少し話したお姉さんから別れる際に、ウィンク、投げキッスをされたとしても、深い意味はおそらく全くありません。ドギマギしなくても大丈夫です。それから、ブラジル人は、ときどき日本人などのオリエンタルな外見を表現する際に、目を横に引っ張る仕草をすることがあります。日本人としては、あまりいい気持ちがしないかもしれません。ただ、ブラジル人にとっては、人種差別的な意図や悪意はなく、すっかり浸透しているジェスチャーなので、あまり気にしないで下さい。
ユニークな仕草
他にもさまざまなジェスチャーがあります。下記のジェスチャーの意味、分かりますか?■人差し指以外の指先をくっつけて、上下に強く振り、人差し指を中指にぶつけて音を出すジェスチャー
この形で手を上下に強く振り、人差し指を打ち付けてパチン!パチン!と音を出します
これは、「すごい!」「やった!」など興奮を表す仕草です。慣れないとなかなかいい音が出ません……。
■口の前で手のひらを上にして手招きする仕草
「食べる」の意味です。
■耳たぶを親指と人差し指で触る仕草 「おいしい」です。"Da pontinha da orelha(ダ・ポンチーニャ・ダ・オレーリャ)"とその仕草を言葉にしても、「おいしい」という意味で使われます。また、男性内で「すてきな女性がいる」という意味にも使うようです。
■手のひらを上に向けて、蕾のように指先を合わせて、親指を残りの4本に何度か当てる仕草
数度、つぼみ型の手を開いたり閉じたりします
意味は、「たくさんある」「満員だ」です。タクシー運転手が、乗客がいることを示す時にも使います。
■両手の甲を相手に見せて、3度程度、片方の手の甲を反対の手の平で交互に軽く叩く
両手を交互に数度たたいて入れ替えます
役立つお馴染みのジェスチャー
日本人にとっても比較的馴染みのある下記のジェスチャーは、ブラジルでも通用します。旅行中、ぜひ使ってみてくださいね。- 「お会計して下さい」 → 空中でペンで文字を書く仕草
- 「まあまあ」 → 手の甲を上にして左右に揺らす
- 「どちらでもよい」 → 肩をすくめる
- 「待って」「ストップ」 → 手のひらを相手にみせる
- 「ダメです」 → 人差し指を立てて、左右に振る