若者が注目する無人島のある和歌山市が今、すごい!
今回、和歌山県和歌山市を訪ねました。関東圏の人には馴染みが薄いかもしれませんが、和歌山市は関西国際空港からリムジンバスで約40分で到着します。和歌山といえば高級な南高梅の梅干や徳川吉宗築城の和歌山城が有名ですが、それだけじゃありません。最近、最もアツイのは和歌山市加太の「友ケ島」のようです。「天空の城ラピュタ」に似ていることでアニメファンが多く訪れるようになった友ケ島。写真は第2砲台跡(提供/和歌山市観光協会)
そんなイマドキの若い人にも注目が集まる和歌山市は大阪に最も近く、日帰りレジャーが楽しめるエリア。なかでも和歌浦湾周辺は、片男波海水浴場や浜の宮海水浴場などきれいな砂浜の海水浴場がいくつもあり、関西圏の人たちの海辺のレジャースポットとして親しまれています。
余談ですが、この和歌浦湾は歴史ある景勝地。1200年以上も前に編成された万葉集のなかに和歌山を旅した歌が100首を超えてあり、和歌の浦の潮の満干、海のきらめきなど題材とした歌も数多く残っているのです。
「わかのうらに しおみちくれば かたをなみ あしへをさして たずなきわたる」山辺赤人
「わかのうらに しらなみたちて おきつかぜ さむきくれは やまとしおもはゆ」藤原卿 などは有名です。しかも1200年も前から歌に詠まれていた歴史ある街となると、感慨深いものがあります。