時間をかけずに美味しく食べるなら、グルメなカジュアルフードを食べ歩き
観光にショッピングに忙しいパリ旅行は、ランチの時間も節約したいなんて時、ありますよね。でもせっかくパリにいるのだから、美味しいものは食べたい!なんていうワガママなアナタにおすすめしたいのは、グルメなカジュアルフード。歩きながら食べられて、なおかつ本格的な味が楽しめます。食材の産地にトコトンこだわったものや、有名シェフ、レストランがプロデュースしたものなどが揃うのは、さすがはグルメの街。食べ歩きが日常的な風景となっているパリで、パリジャン・パリジェンヌのようにサンドイッチを頬張りながら街歩きを楽しんじゃいましょう。手軽に美味しい本格カジュアルフードが食べられる4店をご紹介します。グリエ
世界ベストレストラン2011で9位になった大人気レストラン「シャトーブリアン」のオーナーがオペラ地区にオープンした本格ケバブのお店「グリエ」。ケバブはグリルした羊や鶏の肉をパンで挟んだり、ピタパンの生地でくるんだもの。ポテトフライと一緒に食べるのが一般的で、パリではケバブは安くておなかいっぱいになるとても見近なカジュアルフードですが、こちらでは高級食肉店「ドノワイエ」の肉を使ったハイクオリティなもの。ソースも白(クリームチーズ)か緑(グリーントマト、ピーマン)が選べます。脂っこい他のケバブと比べるとさっぱりしていると感じるのは、ミントやレモングラスが入っているからかもしれません。絶妙な焼き加減が味わい深い自家製ポテトフライも一緒にオーダーするのが正解です。
■Grillé
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住所:15, rue Saint Augustin 75002 Paris
電話:01 42 96 10 64
営業時間:12:00~15:30
定休日:土・日曜
アクセス:メトロ3号線Quatre Septembreより徒歩3
ケバブ8.5ユーロ、自家製ポテトフライ11ユーロ
ル・プティ・ヴァンドーム
高級宝飾店が集まるヴァンドーム広場の近くに構える老舗のビストロは、オーヴェルニュ地方の肉料理が美味しいと評判ですが、もう一つの名物は名店「ジュリアン」のバゲットを使ったカスクルート(バゲットサンドイッチ)。ブルゴーニュのハムのサンドイッチ「パトロン」や、アンドゥイエットやテリーヌなどのオーヴェルニュ地方名物がサンドされた「オーヴェルニュ」などがあり、おすすめは生ハム、シェーブルチーズにオリーブオイルがかけられた「スペシャル」です。カリカリに焼かれた香ばしいバゲットの中に入る生ハムの塩気とシェーブルのマイルドさが絶妙にマッチ。それにフレッシュなオリーブオイルの香りがアクセントとなり、食べていて幸せな気分になってくるサンドイッチです。トップモデルのケイト・モスもファンで、ショーの合間によく訪れるのだとか。ばったり会えたらラッキーですね。
■Le Petit Vendôme
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住所:8, rue des Capcines 75001 Paris
電話:01 42 61 05 88
営業時間:12:00~15:00、19:00~23:00
定休日:日曜
アクセス:メトロ3・7・8号線Opéra駅より徒歩5分
カスクルート(バゲットサンドイッチ)4ユーロ~、オーヴェルニュ5.5ユーロ、パトロン、スペシャル6ユーロ
ラヴァン・コントワール
ビストロノミーの先駆者的存在であるサンジェルマンの大人気ビストロ「コントワール・ドゥ・ルレ」のシェフ、イヴ・カンドボルト氏が隣にオープンした立ち飲みバー「ラヴァン・コントワール」。こちらのテイクアウトコーナーのクレープは、フィガロ紙が選ぶパリのベスト・クレープ大賞にも輝いたことがある実力派。中でもフランスならではの食材が入ったそば粉のクレープ「ガレット」は、リピートしたくなる美味しさです。具材をエマンタルチーズ、卵、生ハム、レタス、スモークチキン、スモークターキー、ハム、ソーセージの中から自由に組み合わせることができます。かなりボリュームたっぷりなので、お昼ご飯としても十分お腹いっぱいになりますよ。
■L'Avant Comptoir
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住所:3, carrefour de l'Odéon 75006 Paris
電話:01 44 27 07 50
営業時間:12:00~23:00
定休日:無休
アクセス:メトロ4・10号線Odéon駅より徒歩1分
ガレット4ユーロ(具材1つ)、具材1つ追加につき0.5ユーロ
フレンチー・トゥー・ゴー
なかなか予約がとれないことで有名なグレゴリー・マルシャン氏がシェフをつとめるビストロ「フレンチー」。コントワール方式で、あまりの人気に同じニル通りにカジュアルフード店「フレンチー・トゥ・ゴー」をオープンし、これがまた大人気となっています。皆のお目当ては、レストランで出される料理かと思ってしまうくらい、贅沢なランチメニュー。ポークサンドイッチやパストラミサンド、ロブスターロールもあります。でも一番人気は今パリでじわじわ人気となっている「フィッシュ&チップス」。フランスではよく食べられている白身魚の「メルルーサ」を揚げ、ポテトフライかサラダをつけあわせに選べます。パリで食べるイギリスのカジュアルフードはとても洗練されていて新鮮ですよ。
■Frenchie to go
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住所:9, rue du Nil 75002 Paris
営業時間:8:30~16:30(土・日曜は9:30~17:30)
定休日:無休
アクセス:メトロ3号線Sentierより徒歩1分
フィッシュ&チップス14ユーロ