ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

「自分ブランド」販売業者にカモられないために

自分のブランドを持つこと、そしてそれに取り組むパーソナルブランドは重要ですが、自分ブランドを作るためのセミナーやら講座には注意が必要です。商材をからめてお金をむしり取られるものも多く、その場合、儲かるのは主催者だけ、ということになります。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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自分ブランドをフェースブックで過剰に自慢する人は痛い

実力がないのに「自分ブランド」を作っても効果は?

実力がないのに「自分ブランド」を作っても効果は?

自分のブランドを持つこと、そしてそれに取り組むパーソナルブランドは非常に重要だと考えています。というのも、多くの人は「有名な人」「すごいと言われている人」「注目を集めている人」と一緒に仕事をしたいと思うものだからです。

たとえばサラリーマンでも、「あいつはできる」というブランド(評判)があれば仕事を優位に運べます。業界で名前を知られるようになれば、転職も容易ですしヘッドハントの依頼も来るでしょう。

自分でビジネスをする人にとっては特に、高い単価の仕事が取れるとか、営業しなくても依頼が来るという意味でも、非常に有効に作用します。

この自分ブランディングですが、細かいことはともかく、重要なことはシンプルで、次の2点です。

・実績を上げる
・自分の名前で情報を発信する


1点目の実績は当然ですね。ブランド人がブランド人になるプロセスを分解してみるとわかりますが、仕事で実績があってこそ名前が知られるようになります。実力や差別化された商品・作品があってこそ、ブランディング活動が活くわけです。

何の実績も特徴もない人が、無理やりアピールポイントをひねり出して自分の評判をコントロールしよとしても、やはり限界があります。

2点目は、特に自らビジネスをする人には重要な行動です。というのも、自分が何をやっていて何ができるのかが知られなければ、そんな人はこの世に存在しないのと同じだからです。

情報を発信すれば、「この人はこういう仕事をやっている」「こんな価値観の人だ」「こんな業績がある人だ」ということがわかり、それに響く人や企業がファンになったりコンタクトを取ってきたりします。

それが雑誌やテレビの取材、出版や講演などの依頼につながり、知名度が向上するスパイラルが生まれます。

しかし気をつけたいのは自分ブランドを作るためのセミナーやら講座です。確かに自分では気が付けない部分での気づきがあったり、受講生同士で交流ができて仲間が増えるなどのメリットもあります。

「何から手を付けていいか、どう考えたらいいかわからない」という人には得るものが多いと思います。

しかし中には、小手先のテクニックを伝授するだけとか、逆に抽象的すぎて具体的なアクションに落とせないもの、すでに使い古されて逆に痛い方法、商材をからめてセットで買ってもらうようなセミナーも多いからです。
その場合、儲かるのは主催者だけ、ということになります。


たとえばフェースブックを見ていると、たまに「盛っている」痛い人のウォールに遭遇することがあります。

「自分はこんなに忙しいんだよ!」「自分はこんなに充実しているんです!」ということをアピールというか認めてもらいたい気持ちが全面に出ているような印象です。もちろん、仲間内ならまったく問題ないことであり、他人がどうこう言うものではありません。

しかし、パーソナルブランディング講座を受けた内容をそのままやると、かなり痛々しい印象となり、逆効果になりかねません。

しかし、もしSNSを自分ブランディングに役立てようとするなら、見ている人が、「新しい気づきがある」「考えるきっかけになる」「役立つ情報がある」「コメントを発言したくなる」「共感する」ような内容をできるだけ盛り込むことです。そして、それと同じかちょっと多い量を日常の出来事を挟みこむと、人となりや意外性がにじみ出て、好感度がアップします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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