5. 難しいゲームや本に挑戦
眠りたいのに眠れない。そんなしんどいときにガイドが挑戦しているのは、スマホアプリの数独です。すぐに解けてしまう問題ではなく、最難関の問題にチャレンジすると、あれこれ考えても答えが見つからないため、そのうちに猛烈な眠気が襲ってきます。一度ぜひお試しあれ。ゲームの代わりに難解な専門書を読んでも、同様の効果が得られます。ゲームにしても本にしても、ポイントは内容にすぐに入っていけないほど高いハードルのコンテンツを選ぶこと。結末を知りたくてぐんぐんと読み進めてしまう上質なミステリーとは対極にあるモノを一つ用意しておくといいでしょう。
6. 温かい飲み物を飲む
寝る前に温かい飲み物を飲むと、体が温まり、良いカンジで眠りにつくことができます。客室乗務員に頼んで、温かいお湯を持ってきてもらいましょう。お白湯を飲むと、じわじわ眠気が増してくる気がします。お湯だけでは物足りないという人は、カモミールティーのティーバッグを家から持参してみてください。お湯をもらってティーバッグを入れて、カモミールティーの良い香りに包まれると、心身がリラックスして眠りに落ちやすくなります。
生姜入りのドリンクも体を温める効果がありますが、人気のしょうが紅茶はカフェインが強いので、カフェイン少なめのしょうが番茶や、しょうがをパウダーにしたしょうが湯の方がベター。ガイドが好きなのは黒糖が入った「黒糖しょうがパウダー」。適度な甘みとしょうがの効果で、体が内側からほかほかと温まります。穏やかに眠りたいときには体を温めるのが一番です。
黒糖しょうがパウダー(純国産) 200g
お湯やカモミールティーなどを飲むとき、ガイドは持参したビスケットを1、2枚食べることもあります。この方法、映画「ローマの休日」を見てから取り入れるようになりました。映画の中ではホットミルクでしたが、さすがに機内でそれは難しいのでお湯やカモミールティーで代用しています。寝る前にたくさん食べるのは論外ですが、温かい飲み物とほんのり甘目のビスケットやクッキーならプラス効果があるような気がします。7. 眠れたらラッキーと考える
どんなに工夫を重ねても着ないで熟睡することはなかなか難しいというのがガイドの持論。眠れるか否かは、飛行機の混雑の具合や、隣の乗客の行動など、外的な条件にも左右されるからです。友人の旅行添乗員は、最初から睡眠導入剤を飲むと決めていつも常備しているそうですが、これはあくまで最後の手段。なんとしてでも眠りたいというかたはお医者さんにアドバイスを仰ぎ、処方してもらいましょう。「眠れなかったらどうしよう」ではなく、「機内でよく眠れたらラッキー」と思っているぐらいがちょうどいい。それぐらいの気持ちで構えていると、「気がつけばぐっすり」になっているかもしれませんよ。気楽にのんきに機内タイムを楽しむおおらかな気持ちが睡魔を招くのではないでしょうか。